僕のヒーローアカデミア(通称ヒロアカ)に出てくる『デクとかっちゃん』
主人公である緑谷出久と爆豪勝己は幼なじみで、同じ雄英高校の生徒である。
幼い頃からかっちゃんはガキ大将でデクはいじめられっ子。2人の関係はいじめっ子といじめられっ子だった。しかし2人共通していたのは『オールマイトへの強い憧れ』でした。
今回はデクとかっちゃんは雄英高校に入学しても相変わらず仲は悪かったですが、ついにかっちゃんとデクが和解し仲良くるのか?そして2人の関係性についても解説していきます。
ヒロアカ:デクとかっちゃんの関係性を解説!
ここではデクとかっちゃんの過去や関係性について解説していきます。
何故あんなにかっちゃんはデクを目の敵にしているのでしょうか?
かっちゃんはデクの無個性を見下していた
デクとかっちゃんは近所で育った幼なじみ。2人は両極端な性格でかっちゃんはガキ大将、一方のデクは大人しくひ弱ないじめられっ子。
最もかっちゃんがデクを見下していた原因が、デクは『無個性』であったことでした。
物語上で生まれてくる人間の約8割が個性持ちで生まれてくる時代に、無個性は逆に珍しかった。
無個性で不器用で地味なデクと、対照的に派手な個性を持ち何でもこなしてしまう自信家のかっちゃん。
しかしデクはずっと幼い頃からかっちゃんに憧れを抱いていました。確かにかっちゃんはデクに対していつも攻撃的でいじめれてはいましたが、かっちゃんの勝利にこだわる姿勢や、負けず嫌いなところなどはヒーローとしての憧れでもあった。
こんな対象的な2人が仲良くなることは無かったのでした。
雄英高校で徐々に変化した2人の関係
2人ヒーローを目指すべく雄英高校に入学をした。この時デクはすでにオールマイトからワンフォーオールの個性を受け取っていた。
かっちゃんからすれば雄英高校に入る事は栄誉あることだったが、ずっと見下していたデクが入学出来た事に対して自身のプライドが傷ついた。
そして今まで以上にデクに対してキツくあたっていった。
しかしデクはかっちゃんの怒りをよそにどんどん成長していきます。
デクは自身が無個性でかっちゃんのような才能もなければ能力も無いことを一番理解していました。理解していたからこそ人の何倍も努力をし、研究を重ねてきた。
その甲斐あってデクはワンフォーオールを徐々に自分のモノにしていった。そして何より『オールマイトのような最高のヒーローになる』目標を強く持ち、何よりも人を助けるという使命感をもって戦っていた。
2人が初めて本音の衝突
デクとかっちゃんは雄英高校入学後にはじめて本気でぶつかりあった。
かっちゃんはある日、敵ヴィランに拉致された。何とか救出するためにオールマイトが命がけでかっちゃんを救った。この戦いによってオールマイトのヒーロー人生にピリオドを打った。
オールマイトの命がけの救出によってかっちゃんは無事だった。
しかしかっちゃんは拉致事件によってオールマイトの最後の原因を作った罪悪感と、デクのどんどん成長していく姿を見て悩みと葛藤していた。
そしてデクとオールマイトの特別な関係に気づいたかっちゃんはその怒りをデクにぶつけた。
「てめえが力をつけてオールマイトに認められて強くなってんのに!なんで俺はオールマイトを終わらせちまってんだ!」とデクに怒りをあらわにした。
どんどん成長しオールマイトの個性を授かったデクに対して嫉妬のようなものがあったでしょう。こんな無個性の何も出来ないいじめられっ子がなんでオレの前を歩いてるんだと!
そして2人は遂に本気で戦う事となり、戦いの中でお互い初めて自分たちの感情もぶつけ合った。
かっちゃんは「本気で俺を追い抜いて行くつもりのその態度が目障りなんだよ!」
するとデクは「オールマイトより身近な凄い人だった。ずっと君を追いかけていたんだ!」と言い返した!
勝負はかっちゃんの勝利だった。そしてかっちゃんはデクに「オールマイトの力、そんな力持っても自分のモンにしても、俺に敗けてんじゃねえか」と言い放った。
このかっちゃんの言葉はもっと強くなれって激励だったのでしょう。
本気でぶつかりあった2人はお互いを認め合う良きライベル関係になっていった。
かっちゃんがオールマイトに本音を語る
かっちゃんは雄英高校に入り、デクとの本気のぶつかり合いや挫折などを繰り返していく中で徐々に自信過剰なところも少なくなってきました。
そしてデクの浮遊の訓練などにも積極的に付き合ってくれるようになっていった。
かっちゃんはオールマイトにデクに対する本音を語っていた。
「あいつは根っこの部分で自分を勘定に入れてねえ。きっと昔からずっとそうで・・それが不気味で遠ざけたくて・・理解できねえ自分の弱さを棚上げして、いじめてた」と遂に本音を語った。
「自分を勘定に入れず」というのは、自分を人数として数えないという意味です。例えば飢饉で食べ物が不足しているときに、自分の食べ物を他の人達に分けると自分は飢えてしまうかもしれませんが、他の人は助かります。
なのでデクは自分の事よりも他人なのです。人々を救う為だったら自分を顧みないのです。
幼い頃から今現在に至るまでデクはずっとそうなので、そんなデクを見ていつも不気味な感情と自分には無いデクの姿を見て嫉妬のような感情でいじめていたのです。
まだまだ自分が弱いことを奥底で分かっていたからこそのイラつきだったんだと思います。
ヒロアカ:デクとかっちゃんは和解して仲良くなる?
デクとかっちゃんは本気でぶつかり、そしてデクに対する本音をオールマイトに語ったのですが、未だにデク本人には本音を語っていません。
デクとかっちゃんは和解し、かっちゃんはデクに対しての本音を語るのでしょうか?
かっちゃんがデクの暴走を止める
敵ヴィランとの戦いも終盤となり、デクもワンフォーオールをほぼ習得出来てきました。
デクはこれ以上仲間を、そして人々をヴィランによって傷つけるわけにはいかないという想いが強くなっていった。
デクの強い想いはどんどん増幅していき、オールフォーワン、死柄木を倒すべくデクは誰も傷つけない為に1人で誰にもバレないように単独行動をしてしまいます。
以前かっちゃんがオールマイトに語っていた『自分を勘定に入れない』ゾーンに完全に入ってしまったのです。
デクが暴走していることに一番に気付いたのは幼なじみのかっちゃんでした。やはり一番デクの性格を知ってるのはかっちゃんだったんですね。
自分を勘定に入れないデクはどこまでも暴走することがわかっているかっちゃんは、デクの暴走を止めるために、1年A組全員でデクの元に向かったのです。
いじめていた本当の理由を明かし謝罪した
A組のメンバーでデクの元に向かった時はすでに暴走状態だった。A組みんなでデクを止めるも全く止まらない。
デクはみんなに対して「どいてよ・・みんな」と語り言う事を聞こうともしません。みんなをこれ以上傷つけたくないデクは1人で事態を収拾しようとしていました。
A組メンバーは力づくでデクを止めるが全く言う事を聞こうとしない。デクは涙を流しながらA組メンバーと戦った。「みんな離れてよ・・・僕は大丈夫だから」と言ってみんなを振り切ろうとした。
そして止まらないデクに対してかっちゃんは遂にデクに本音を語った。
「てめえをずっと見下してた、無個性だったから。俺より遥か後ろにいるハズなのに、俺より遥か先にいるような気がして・・嫌だった、認めたく無かった、だから遠ざけたくていじめた。」
「否定することで優位に立とうとしてたんだ、俺はずっと負けてた。雄英に入っててめえの強さと自分の弱さを理解していく日々だった」
「言ってどうにかなるもんじゃねえけど本音だ!」
「デク・・今までごめん」
そう語りかっちゃんはデクに頭を下げ今までのことを謝罪した。
その言葉を聞いたデクは力が抜けたようにかっちゃんによりかかりやっと正気を取り戻した。
かっちゃんは遂にデクに対して本当の気持ちを話した。このシーンは本当に感動的でした。
まとめ
今回はかっちゃんとデクの関係について解説していきました。
かっちゃんがデクをいじめていた理由は嫉妬の感情だったのですね。しかしかっちゃんは自分のそんな弱い部分を見せて勇気ある行動をしてくれました。
遂に和解し、分かりあった2人は今後協力しあい必ずヴィランを壊滅させてくれると信じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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