僕のヒーローアカデミア(通称ヒロアカ)の主人公である『緑谷出久』
みんなからはデクの愛称で呼ばれている。デクはオールマイトに強く憧れている雄英高校の生徒である。
誰よりも強い正義感を持ち、自分のことより周りの人を優先する人物。
デクの周りを思う気持ちの強さが招いた暴走によってデクは雄英高校を去ることになった。
今回は何故デクは雄英高校を去ったのか、そしてデクの闇落ちからどのようにして復活したのかについて解説していきたいと思います。
ヒロアカ:デクが雄英を去る理由は?
ここではデクが雄英高校を何故去ったのか、どのような経緯があったのかについて解説していきます。
ヒーロー社会の崩壊
世間は敵ヴィランの幹部である荼毘がヒーローNo1の『エンデヴァー』の亡くなったはずの息子燈矢であったことが判明した。
荼毘は息子である事実などをメディアを使って世間に暴露した。そしてその他ヒーロー達の過去なども拡散していった。
世間は一気にヒーロー批判を始め、ヒーロー社会はほぼ崩壊状態になった。
敵ヴィランのメディアを使ったヒーロー社会崩壊は計画通りになった。そのため過半数のヒーローは辞職をし、ヒーローはヴィランとの最終決戦を前に頭数的にもかなり不利な状況になっていきました。
ヒーロー社会崩壊の混乱の中で、さらにタルタロスに収監していた個性持ちの悪党達が、死柄木の手によって大脱走に成功し世間はますます混乱を激しくさせた。
ヒーローとしての責任感が人一倍強いデクは、この状況をどうにかする為に立ち上がろうとしていた。
オールマイト達の手引き
オールフォーワンの最終的な目的はワンフォーオールを奪うことです。なのでどうしてもデクを生け捕りにしないといけなかった。
デクのワンフォーオールを狙いにオールフォーワンの刺客が必ずデクの前に現れると考えた。被害が周りに及ばないように、デクを単独で行動させる必要があった。
これ以上に被害を拡大させないために、エンデヴァー・ホークス・ジーニストというTOP3によってデクを単独行動させる作戦をたてた。
そしてデクにもしもの事があった時のためにオールマイトを一緒に一定距離を置いて同行させることにした。
A組のみんなにデクからの置手紙
作戦はヒーローTOP3、雄英高校の校長、オールマイトの内密であった。そのためデクはA組の誰にも何も言わずに雄英高校を去っていった。
デクは去る時にA組の全員宛に置き手紙を残した。
『今までありがとう。僕の秘密をA組のみんなには伝えなくてはいけないと思い手紙を残しました。僕の力はオールマイトから授かった特別もので死柄木とオールフォーワンは僕を狙って動いています。だから僕はもう・・・・』
このような内容の置き手紙を残しデクは静かにヒーローアカデミアを去っていったのです。
これ以上自分が学校に居ると被害が仲間達にも及んでしまう。みんなを巻き込まない為にもデクは静かに去って行ったのです。そしてワンフォーオール継承者としての責任を全うするためにデクは1人で戦うことを決意したのでした。
ヒロアカ:デクの闇落ちから復活までを解説!
デクが単独行動によってヴィランからみんなを、そして世間を守るために自分の危険を顧みず行動してしまいます。
デクは完全暴走状態になってしまいました。
ここではデクが闇落ち状態からどのようにして復活したのかを解説していきます。
自分を勘定に入れない2人
A組メンバーはデクの行き先が分からずのままだった。しかし爆豪や轟の推測によってヒーローTOP3とオールマイト達がデクを手引して単独行動させている事に気付いた。
そしてA組メンバーはエンデヴァーに詰め寄った。
「エンデヴァー、デクとオールマイト2人にしてるだろ」
言葉に詰まったエンデヴァーを見て爆豪が「デクの事わかってねえんだな」とエンデヴァーに言った。
爆豪はデクとオールマイトの組み合わせは一番危険とだと言った。なぜならデクは『自分を勘定に入れない』そしてオールマイトも同じように自分を勘定に入れない人物。
勘定に入れないとは簡単に言えば自分はどれだけ犠牲になっても、仲間を、そして他人を守ることを最優先してしまうことです。
その2人が一緒に行動しデクが暴走状態になった場合、自分を勘定に入れない同士であればデクを止める事が出来ない。なぜならオールマイト自身もそうやって人々を守ってきたから。
さすが幼なじみの爆豪。デクのことを本当に理解していますね。
そしてA組学級委員長である『飯田天哉』は「オールフォーワンがどれだけ大きな責任を伴っていようが、緑谷君は友達です。友人が茨の道を歩んでいると知りながら、明日を笑うことは出来ません!」
力強くエンデヴァーに言った。そしてデクの居場所が分かるGPSをA組メンバーに渡した。
A組メンバーでデクの暴走止める
デクの暴走は拍車がかかって来た。デクの体力は完全に限界を超えても尚デクは止まらなかった。服もボロボロになり、どこから見てもヒーローには見えなかった。
そして爆豪の予想通りにオールマイトはデクを止めることが出来なかったのです。
デクはみんなが安心して過ごすために、そしてみんなとまた笑って過ごす為に夢中でヴィランと1人で戦い続けていた。
そんな暴走し続けるデクの元に遂にA組メンバーが現れた!必死でデクを止めるがデクは全く言う事を聞く様子は無い。
止めるみんなを振りほどきながら「僕が居るとみんなが危険なんだ。オールフォーワンに奪われる・・だから離れたんだ」
A組のみんなはデクに協力し助けたい。かけがえのない友達として!そしてデクは大切な友達だからこそ巻き込みたくない!だから自分1人でなんとかする!
お互いが思いやる気持ち同士がぶつかりあった!
それからA組全員で協力しながらなんとかデクを捕まえる事が出来た。
爆豪からの謝罪でデクは目を覚ました
デクは捕らえられた後も1人で戦おうと抵抗した。そこに幼なじみでいじめっ子の爆豪がデクに言った。
「てめえをずっと見下してた、無個性だったから。俺より遥か後ろにいるハズなのに、俺より遥か先にいるような気がして・・嫌だった、認めたく無かった、だから遠ざけたくていじめた。」
「否定することで優位に立とうとしてたんだ、俺はずっと負けてた。雄英に入っててめえの強さと自分の弱さを理解していく日々だった」
「言ってどうにかなるもんじゃねえけど本音だ!」
「デク・・今までごめん」
遂に爆豪がデクに本音を言った。そして今まで嫉妬のような想いでいじめていた事も素直に話した。
最後に「お前が拭えねえもんはオレたちが拭う」
この言葉を聞いてデクはみんなを信じてあげられなくて申し訳なかったという気持ちになり、急に気が緩んでしまったのか爆豪にもたれかかるように倒れた。
A組メンバーによって遂にデクの暴走は止まったのでした。
デクの暴走によって繋がったワンフォーオール
デクの暴走は止まったものの世間がデクが居ることによって死柄木やオールフォーワンが来る恐れがあることを危惧した。
しかしA組の麗日の必死の説得によって世間もヒーロー達、そしてデクを受け入れはじめてくれた。
エンデヴァーは結局デクに辛い想いをさせて遠回りさせただけだったと言った。しかしホークスはヒーロー達と世間が協力し合う姿を見て進展ならあったと言った。
ワンフォーオールは人々の心が紡いできた力の結晶。オールマイトからデクに繋いだ。そしてデクがA組を繋いだ。A組の麗日が人々とデクを繋いだ。そして人々が少しだけみんなのことを思えたならきっとそこには、ヒーローが暇を持て余す笑っちまうくらいの明るい未来があるのです。
今回のデクの暴走によって、ワンフォーオールは人々を繋げた結果になったのでした。
まとめ
今回はデクが雄英高校を去った理由、そして闇落ち状態からA組が見事デクを救い復活した事を解説していきました。
そしてデクの暴走によってワンフォーオールが人々に繋がっていったのです。
このシーンはヒロアカの中でも一番泣けるシーンですね。
A組の結束力があれば必ずヴィランを倒すことが出来ると信じてます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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