大人気アニメのヒロアカに出てくる『ステイン』
独自の考え方や思想をもっており『偽物のヒーローに粛清を与える』ことを目的にしている。
プロヒーローを襲撃する連続殺人鬼であり、これまでに17人を殺害・23人を再起不能に追い込んでいる。
その罪の重さに刑の確定・未確定を問わず様々な”個性”の持ち主が収容されている『タルタロス』に収監されていた。
今回はそんな極悪非道のステインは味方になるのかを考察していき、そしてステインの個性や独特の思想についても解説していきたいと思います。
ヒロアカ:ステインの思想や個性を解説!
ここではステインの独特の思想や個性、そしてステインの強さなどについて解説していきます。
ステインの個性や強さ
ステインの個性は『凝血』である。
相手の血液を摂取することで、相手の身体の自由を最大で8分間まで奪う個性で、対象者の血液型によって効果時間は異なってくる。
自身の血液型がB型のため血液型が近い人物であればあるほど効果が大きいと見られる。
ステインの個性を発揮するのは相手の血液が必要なため少々ハードルが高くなる。なので個性だけなら特別強い個性では無いのです。
個性はそれほどでもないが彼の一番の特徴は何と言っても桁外れの戦闘能力と身体能力の高さ、そしてタフネスなところにある。
デクや轟の攻撃も持ち前のスピードで難無くかわしていき、断続的に個性の発動条件を満たすことにより、複数人を相手にも全く引けを取らない実力者なのです。
数々のヒーローを葬ってきただけあって戦闘に関してはトップレベルの実力。轟のような強いヒーローと戦えばすぐに相手の強さや癖を見破る頭脳的な分析力も兼ね備えている。
ステインの独特の思想
ヒーロー殺しの異名をもつステインですが実は元々はオールマイトに強い憧れを持ち、自身もヒーローを目指していたのです。
ステインはヒーローを志し、私立ヒーロー科高校に入学するものの、そこで自分の理想とするヒーロー像と現実にギャップを感じてしまいます。
ステインはヒーローの根本的腐敗に失望してしまい高校を中退してしまった。
中退後は街頭演説活動で『英雄回帰』を訴えるも言葉に力が無いと言う理由で、誰にも相手にされず断念してしまう。
言葉によってのステインの理想は世間に響かず、その後は自身の独学で殺人術を学びヒーロー殺しとなっていくのです。
ステインの英雄回帰とは
ステインが常に訴えてきた英雄回帰とは『ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得うる称号でなければならない』というものであり、ヒーローとしてのあるべき姿の事なのです。
現代のヒーローはそうした事を忘れた見返りや地位などを求めてばかりの偽物ヒーローと語っていた。
そうした考えから真のヒーローとは何なのかを世間に気づかせる為に、自らの手で増えすぎた偽物のヒーローを粛清する「ヒーロー殺し」を行うようになっていったのです。
しかし多少なりとも自身が可能性を認めたヒーロー対しては、必要以上に攻撃を加えない姿勢も取っていた。
ステインは敵(ヴィラン)でもなければヒーロでもない存在、あくまで彼の目的は『全ては正しき社会のため』なのです。
ヒロアカ:ステインは味方になるのかを考察!
ステインはヒーローでもなければ敵(ヴィラン)でもない存在なのです。
しかしステインはタルタロス集団脱走時にヒーローの手助けのような行動に出ました。
ステインは味方になるのかを考察、解説していきたいと思います。
タロタロスを脱走したステイン
タルタロに収監されていた数々の個性持ちの悪党達が『死柄木弔』の手によって大量脱走を成功させた。
そして脱走した中にはステインも含まれていた。
ステイン脱走後の世の中は随分変化していた。何よりヒーロー達がメディアからの集中攻撃を食らっており、ヒーローが非難を浴びている状況であった。
そんなヒーロー大批判の世の中で数々のヒーロー達がヒーローを辞職していった。
この状況で残ったヒーローは本当に見返りを求めず、ただただ人のために敵連合と戦う覚悟を決めた物が残った。
これはまさにステインが理想としていた『本物のヒーロー』だけが残った結果になった。
ステインの口からは直接語られていないが、半数以上のヒーローはこの猛批判の状況に耐えられず辞職していったので、世の中はステインの目指したヒーロー象になったのではないかと思われます。
オールマイトを励ます
世間のヒーロー批判、そして大脱走によって敵連合がさらに強化され、オールフォーワンや死柄木弔が優勢な状況になった事に対して、引退したオールマイトは何も出来ない自分に憤りを感じていた。
そんな時にオールマイトの前にヒーロー殺しのステインが現れた。
ステインはオールマイトに向かって「オールマイトはいかなる時も笑ってその身を人々に捧げた!それは個性(力)によるものではない!オールマイトという人間がそのようにしか生きられぬのだ」
ステインはオールマイトは個性の強さや、そして見返りなどは一切考えず、人のためになる事だけを考える理想のヒーローだったと言いたかったのです。
オールマイトが残した火は雨風に負けず僅かな人間達の間で火継がれ、いま新たな大火へと進化しつつあるとオールマイトは励ました。
そして別れ際に「お前が真の英雄ならば、そのタルタロスでの情報を使え」と敵連合の機密情報をオールマイトに渡した。
最後にステインは「全ては正しき社会のために」と言って去っていった。
ステインは味方となるのかを考察
ステインが味方なのか敵なのかははっきりとはしておりません。
確かにステインは連続殺人などでタルタロスに収監され、一時は死柄木弔と手を組みそうにはなりましたが、ステインとヴィランとの違いは、私利私欲のために個性を乱用したり犯罪を犯したりはしません。
あくまでステインは正しき社会の為に行動しているだけなのです。
以前に「偽物が蔓延るこの社会も徒(いたずら)に力を振りまく犯罪者も粛清対象だ」とステインは語っていました。
なので彼にとってオールフォーワンや死柄木達の敵連合が社会の為にならない存在と判断をすれば、もしかすると今残っている本物のヒーロー達の味方になることはあり得ることかもしれないですね。
オールマイトも事実ステインからの激励によって、ヒーローとして戦うことは出来ないものの、自分が今できる最善の方法を見つけ活動しているので、もしオールマイトがピンチになった時は助ける可能性もあるかと思います。
ステインにとって今残っているヒーロー達が本物と判断されれば、強力な味方になってくれるでしょう。
まとめ
今回はヒーロー殺しのステインについて解説していきました。
彼がヒーローを殺害する本当の理由がわかってもらえたかと思います。彼の本当の目的は社会のためだったのです。
そんな理由から彼を応援するファンも少なくありません。
今後ヒーロー達の味方となってくれれば本当に心強いので楽しみにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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