地獄楽に出てくる天仙様の中ではリーダー敵存在の『蓮(リエン)』
天仙様7人の中でも圧倒的な強さを誇るリエン。
目的の為なら手段を選ばず、人間を犠牲にしてでも目的を果たすのがリエンである。
リエンには隠された秘密があり、驚きの正体が判明した。
今回はリエンの正体や目的などを紹介していき、最後は死亡したのかについても解説していきます。
地獄楽:リエンの正体などを解説!
ここではリエンの正体や隠された過去についてなどを解説していきます。
リエンとは一体何者なかのか?
リエンは天仙様7人では最強
天仙様は7人存在しており、7人はそれぞれしっかりとした役割がある。
その中でも最強と思われているのがリエンであった。
初登場から凄まじい氣(タオ)を纏っており、他の天仙とは全くの格の違いがわかるほどであった。
他の天仙のメンバーに命令的な事をしている事からリエンは間違いなく天仙の中では最強である。
『亜左弔兵衛(アザチョウベイ)』と戦ったときは、全く相手にならないほどの強さであった。
あの戦いからしてリエンは最強と言えるでしょう。
リエンは宗師に作られた最初の天仙
島に天仙という存在を最初に作ったのが徐福こと宗師である。
そして宗師が最初に作った天仙がリエンとメイであった。リエンとメイは宗師の最初の弟子なのである。
リエンから天仙は始まり、その後7人の天仙様となった。
最初の天仙だったので、他の天仙に教育をしたり指示を出したりしていたのであろう。
メイ曰く、最初非常に優しかったリエンであったが、突如優しさが無くなり外丹法のためにたくさんの人間を殺害するなど、今の非情なリエンになったと言っていた。
変わってしまったリエンについて行けずにメイはリエンから離れたのである。
地獄楽:リエンの当初の目的と本当の目的を解説
リエンは最終的には仙薬を作るために外丹法を集め人間を殺害した。
しかしリエンにはある真実が隠されていた。
当初は不老不死の丹を生み出すことだった
リエンの目的はずっと一貫して外丹法による不老不死の丹を生み出すことを目的としていた。
天仙様7人でそれぞれの役割分担を行い、それぞれが不老不死の丹を完成させるために研究を行っていた。
リエンは仙薬を完成させ不老不死の丹を生み出す神獣盤古の完成のために何千年もの研究を重ねてきたが、そう簡単にはできるものではなかった。
神獣盤古の完成の目途が立てば、その後は日本全土の民を神獣盤古にする事を目的としていた。
亜左弔兵衛の研究によって完成した
リエンはついに仙薬を完成させる目処がついた。それは花化をしながら自我を保っていた亜左弔兵衛の存在である。
通常タオの結合には特殊な技術が必要になる。しかし弔兵衛は丹化する過程でタオが混じり合い人としてのタオが勝った。人としてのタオが勝った事によって自我を保っていた。
こんな事は何千年ものリエンの研究の中でも初めてであった。
弔兵衛を研究した事によってリエンは仙薬を完成させ不老不死の丹を生み出す神獣盤古の完成の目途が立った。
そしてついに最終目的である日本全土の民を神獣盤古にする行動に出たのである。
徐福を蘇らせる事が真の目的だった
リエンは当初から外丹法による不老不死の丹を生み出し、日本全土の民を神獣盤古にする事が最終目的であると思われていた。
しかしリエンの真の目的はそれだけではなかった。驚くべき真実が隠されていた。
リエンが不老不死の丹を生み出したかった本当の目的は、宗師の復活が真の目的だったのである。
そしてリエンは宗師が作った最初の天仙と言われていたが、実はタオによって作られた人形であったのです。
本当のリエンは昔にすでに樹下していた。要するに本当のリエンの正体は人間だった。
人間だったリエンの真の正体は『徐福である宗師の妻』であった。
妻として宗師を復活させる為に本土の全員の命を奪い、宗師1人を復活させようとしていたのです。
地獄楽:リエンは最後に死亡したのか?
リエンはついに日本全土の民を神獣盤古にする為に本土に向かった。そして宗師を復活させる目的も目の前まで来ていた。
ここではリエンは最終的に宗師を復活させる事ができたのか?そして最後は死亡したのかについて解説していきます。
徐福を破壊しリエンを倒す
本土に向かうリエンを追い、画眉丸達はついにリエンの船に追いついた。
舟でリエンを倒そうとするも、リエンの圧倒的な強さの前に全員が体力を消耗していく。
もう時間も体力も無い画眉丸はある秘策を考えた。それは舟に乗っている徐福の遺体を破壊することである。
破壊する事によってリエンの心を怒りの一色にし、タオを乱れさせタオを弱める作戦であった。
タオが弱まったその一瞬のときにリエンの丹田を斬るという作戦である。
徐福破壊を躊躇う画眉丸
リエンの隙きをついて徐福が大事に保管されている場所へとたどり着いた画眉丸は、徐福を破壊しようとした。
破壊しようとした瞬間に画眉丸手が止まった。画眉丸は徐福を見て自身の妻である結を重ねてしまった。
リエンと徐福は愛し合った2人である。愛し合った夫婦の夫である徐福を破壊する事に画眉丸はためらったのである。
躊躇っている画眉丸を見た山田浅右衛門の『殊現(しゅげん)』が徐福を見事に破壊した。
作戦通りリエンは怒りに満ちた心になりタオが弱まった。その一瞬を『左切』によって丹田を撃ち抜いた。作戦は成功した。
丹田を撃ちぬかれたリエンであったが、倒す事は出来ずリエンは花化して復活してしまった。
怒りに満ちたリエンは全員に次々を攻撃を与え、画眉丸達は瀕死状態になってしまった。
最後は散って逝ったリエンは死亡した
リエンは画眉丸の腹を刺し、最後のトドメの一撃をさそうとしていた。
リエンは最後に画眉丸に対して「何故躊躇った?」と質問を投げかけた。徐福を破壊する事を躊躇った画眉丸を見ていたリエンは質問をした。
画眉丸は「あの時・・・妻の顔が浮かんだ・・」と素直に答えた。
画眉丸の言葉を聞いたリエンは徐福との幸せだった夫婦生活を思い出した。リエンは画眉丸にとどめをさす事を辞めた。
そして笑顔になりリエンは花のように散っていった。
人形であったリエンが散った事によって本体の樹下した本当のリエンも散っていった。
リエンは倒されて死亡したのでは無く、画眉丸の言葉を聞いて自害していった。
どんな形であれリエンは徐福を本当に愛していたのであろう。だから画眉丸の言葉を聞いてすべてを諦め自害したのである。
まとめ
今回はリエンの隠された過去や正体、そしてリエンの真の目的について解説していきました。
リエンは単に仙薬を作る事が目的ではなく、愛する夫を復活させるために研究を続けていたのです。
画眉丸が結に再会するために仙薬を探した目的は、リエンも同じだったのです。
夫婦の愛を感じた感動的な最後でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント