チェンソーマンに出てくる『マキマ』
公安退魔特異4課のリーダーで主人公であるデンジの上司。内閣官房長官直属のデビルハンターである。
普段は落ち着いた性格で、デンジをはじめとした部下や同僚にも優しく接している。そのため周囲にも慕われているようだが、何かと謎の多い存在であることは間違いない。
その証拠に世界各国から、そして仲間である特異4課の隊長『岸辺』らには非常に警戒されている。
今回はマキマがデンジをどん底に落としたい理由や、デンジが最後にマキマを倒せたのは何故なのかについて解説していきたいと思います。
チェンソー マン:マキマがデンジをどん底にした理由は?
ここではマキマがデンジをどん底に落としたい理由について詳しく解説していきたいと思います。
何故デンジに執着し、最後に何故デンジをどん底に落としたのか?
デンジとポチタの契約内容
ポチタとデンジの最初の出会いは、デンジの父親が死亡し、父親の借金をデンジが背負わされ自暴自棄になっていたときに、瀕死の状態のポチタと出会った。
血を流すポチタに対してデンジは自身の血を飲ませ、「オレの血はタダじゃねえ、これは契約だ、お前を助けてやるからオレを助けろ」と言ってポチタを助けた。
その後デンジは闇のデビルハンターとしてポチタのチェンソーを使い悪魔を倒し、父親の借金を返済していた。
デンジとポチタの生活は食パン一枚を分け合って食べるほどの貧困生活。普通の生活を夢見るデンジにポチタはある契約を持ちかけた。
ポチタはデンジの夢の話を聞くのが好きだった。ポチタはデンジにこれは契約だと言って「私の心臓をやる、かわりにデンジの夢を私に見せてくれ」と言ってポチタはデンジの心臓となった。
契約によってポチタはデンジの心臓となり、デンジによるチェンソーマンが誕生したのです。
デンジに絶望を与えて契約破棄をさせる目的
マキマの目的はチェンソーマンを支配下に置き、死、戦争、飢餓などこの世になくなったほうが幸せになれるものをチェンソーマンに全て消し去ってもらうことだった。
マキマがほしいのはチェンソーマン。デンジには全くの興味はありません。しかしデンジとポチタは契約によってデンジの心臓となっている。
そのためにはデンジとチェンソーマンであるポチタを切り離す必要があった。
マキマが考えたのは、デンジが普通の生活を送れないほどの絶望を与えれば、ポチタとの契約違反になり、契約破棄に出来るのではないかと考えた。
しかしデンジは、食パンにジャムが塗れれば幸せと感じることが出来る最底辺の幸せを感じる男である。
そんな男に絶望を味あわせる事は中々難しい。身内や仲間を殺害すれば絶望に落ちる事もあるが、デンジには身内も仲間も恋人も居ない。ある意味無敵ですね。
しかしマキマは凄まじい方法でデンジをどん底に落とす方法を考えた。
デンジの普通の幸せレベルを上げる
デンジは最底辺で幸せを感じる人物。マキマはそんなデンジに今まで経験したことがないような幸福を与え、その幸福をデンジの普通にし、そこから幸福を全て奪ってどん底に突き落とそうと考えた。
マキマが行った幸福にする作戦は次のようなものがある。
1つ目は、デンジに今まで食べたことが無いような食べ物を与えた。
2つ目は、デビルハンターとしての仕事を与え、給料としてお金も与えた。
3つ目は、アキとパワーに共同生活をさせ、アキはお兄ちゃんのような存在、パワーは妹のような存在にし、デンジに家族を与えた。
この3つは普通の人間であれば当たり前の事である。しかしデンジにとっては今まで味わったことがない幸せな日々であった。
マキマはこの幸せな生活をデンジに長い時間かけて与え、この生活をデンジの普通にした。
全てを奪いデンジはどん底へ
デンジに普通生活を与えたマキマはついにデンジをどん底に落とす行動を開始した。
まずは大事な家族同様であったアキを銃の魔人にし、デンジと戦わせアキを殺害した。デンジは自身の手で家族同様であったアキを殺害した罪悪感に襲われた。
次にデンジの目の前で妹のような存在であったパワーを殺害した。
そして好きだったマキマによって「デンジ君がこれから体験する幸せとか普通とかはね、全部渡しが作るし、全部私が壊しちゃうんだ」と全ての事実を暴露された。
デンジは呆然とし、見事に不幸のどん底に落ちてしまった。マキマの作戦通りであった。
本来の姿のチェンソーマンを支配するため
マキマの目的はデンジをどん底に落とすことでポチタとの契約を無効化させ、チェンソーマンが肉体の支配権を得て復活することでした。
マキマはデンジの姿によってなるチェンソーマンでは無く、本来の姿のチェンソーマンを求めていたのです。
本来のチェンソーマンは服も着ない、言葉も喋らない、やること全部がメチャクチャなチェンソーマンが本当の姿だった。
何もわかっていないデンジがチェンソーマンに選ばれた事がマキマにとっては納得出来なかった。なのでデンジの存在が邪魔だった。だから契約を無効にさせた。
そしてマキマはデンジの姿のチェンソーマンでは無く、本来のチェンソーマンを支配の悪魔によって支配し、マキマの言うより良い世界にしたかったのです。
チェンソー マン:マキマを最後なぜ倒せたのか?
ここではマキマを最後にデンジが何故倒せたかについて解説していきます。
マキマの死亡は日本国民の死と変換される
マキマは国のトップである内閣総理大臣との契約により、マキマへの攻撃は適当な日本国民の事故や病気に変換されるのです。
だから今まで銃撃されても、銃の悪魔に何度撃たれ死亡しても、いつも適当な日本国民の死に変換され復活していた。
要するにマキマは不死身という事になるのです。
しかしそんな不死身のマキマをデンジどのようにして殺害したのか?
マキマによって遂に奪われたチェンソーマン
マキマとチェンソーマンは最後の戦いとなった。
マキマの前に現れたチェンソーマンは以前とは違い、完全にデンジの姿のチェンソーマンであった。
デンジの姿であるチェンソーマンはマキマからすると不愉快であった。服を着ている姿や話す内容もマキマが求めるチェンソーマンとしてはふさわしくなかった。
デンジの姿でのチェンソーマンはもはやマキマからすればチェンソーマンではなくデンジである。
そしてマキマとの戦いになったが、やはりデンジの姿になったチェンソーマンは本来のチェンソーマンに比べてかなり戦力としては劣っていた。
戦いはマキマの圧勝となり、デンジの身体から心臓であるポチタを引き抜き、マキマは遂にデンジからチェンソーマンを奪い取った。
パワーの血で作ったチェンソー
チェンソーマンを手に入れたマキマは一安心で慣れないタバコを吸っていた。完全に油断した状態であった。
その時死体の山からデンジが現れた。そしてチェンソーを持ったデンジは油断していたマキマをチェンソーで斬りつけた。このチェンソーはパワーの血で作ったチェンソーだった。
何故デンジが生きていたのかは、マキマがずっと戦っていたのはデンジが心臓からもぎ取っていたポチタであった。
マキマは目の前の相手をデンジと勘違いしていましたが、あれは最初からずっとポチタでした。本物のデンジはずっとマキマの後ろにいたのです。
そしてマキマが安心した隙をついてパワーの血で作ったチェンソーで斬りつけた。
マキマの中でパワーの血が暴れまわっているのでキズの治りがいつものようにすぐには復活出来なかった。
このような流れでマキマからポチタを取り返したのですが、いくらパワーの血で作ったチェンソーで斬りつけ、パワーの血がマキマの中で暴れても時間が経てばマキマは必ず復活してしまいます。
デンジはここでありえない作戦を行ったのです。
最後はマキマを定食にして食した
デンジはその後マキマをパワーのチェンソーで小さく切り刻んだ。
そしてデンジはマキマを小さく切り刻み、マキマの肉を料理して食べるという何ともぶっ飛んだ発想であった。
マキマが死亡しても復活する条件として、”マキマへの攻撃は”適当な日本国民の事故や病気に変換されるのです。あくまで攻撃なのです。
マキマは攻撃によって破壊されれば再生の能力によって復活するが、このデンジの食べるという行為は攻撃と認識されず再生能力が発動しなかったのでしょう。
そしてデンジはマキマを食すことでマキマと本気で1つになれたと考えたのです。これは攻撃では無く愛なのです。
愛と食すが攻撃と判断されずに、偶然にもマキマの復活の条件に適応されず、そのままデンジの胃の中でマキマはやっと死亡したのでしょう。
最強のマキマをデンジはありえない方法で葬ったのでした。
まとめ
今回はマキマはデンジをどん底に落とした理由や、不死身のマキマをどうやって倒したかについて解説していきました。
話がちょっと複雑でわかりにくかったので記事にまとめました。
デンジに一度幸せを与え、その後どん底に落とすと言った発想はマキマにしか出来ない事ですね。
本当に恐ろしい存在です。
最後はデンジのありえない発想で、偶然が重なりマキマを倒す事が出来ました。
第2部ではパワーなどの復活も期待されているので、楽しみにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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