チェンソーマンの5巻第38話でデンジがいつも見る夢の不思議な扉。
怪しげなその扉の向こうからはポチタの声で『開けちゃダメだ』という深刻なメッセージがデンジに送られていた。
チェンソーマンは数々の謎の多い漫画ですが、その中でもこの扉は非常に伏線になっているような怪しさがあります。
今回は扉の向こうの開けちゃダメの謎について、そしてなぜポチタの声がし、何故デンジを止めたかについて解説していきます。
チェンソーマン:扉の向こうでポチタの開けちゃダメの謎!
ここでは扉の向こうには何があったのかについて解説していきます。
あの謎の扉の正体は一体なんだったのか!
デンジがいつも見る夢
デンジがいつも寝ている時に夢にうなされ、飛び起きた時には寝汗をびっしょりかいている程に不気味な夢があった。
それは謎の張り紙をした廃墟のような扉があり、張り紙の間からのぞき穴だけが見える不気味な扉だった。
夢の中でその扉を開けようとするといつも扉の向こうからポチタの声で「絶対に開けちゃダメだ」と聞こえる。その瞬間にデンジは飛び起き、いつも扉の向こうに何があるかがわからなかった。
これはデンジがいつも見る夢でいつも忘れる夢であった。
デンジはこの夢を悪夢と言っていた。何の夢かはハッキリとしないが、デンジにとっては何か恐ろしい悪夢のように感じだったのでしょう。
そしてこの扉の正体が物語が進むにつれて徐々に明らかになってきた。
はじめて開けたドアに銃の悪魔
ある日デンジとパワーが家でくつろいでいる時に突然インターホンがなった。
デンジはアキが帰宅したと思い玄関のドアを開けようとした瞬間に『開けちゃダメだ』とポチタの声が聞こえた。
これはいつも夢に出てくるシーンが現実で起こっている。
デンジは玄関の扉を開けることに戸惑っていた。すると電話が鳴った。電話はマキマからであり、銃の悪魔を倒し損ねたからデンジ君の家に行ったとマキマはデンジに言った。
そして「今回は何も考えず戦って」とデンジにお願いをしました。
マキマにお願いされたデンジは、まさか銃の悪魔が家に来るはずが無いと思いドアを開けると、額から銃が出ており、ライフルを持った変わり果てたアキが立っていた。
これはすべてマキマの戦略であり、銃の悪魔がアキの死体を乗っ取り、アキが銃の魔神と化した。
その後デンジはチェンソーマンとなり銃の魔神となったアキと戦った。そしてデンジはアキを殺害したのです。
デンジはトラウマになるほどの殺害をしてしまった。
この事からあの夢は、デンジがこれから起こるであろう地獄のような体験をする事を回避する為の警告だったのでは無いかと考えられた。
しかしこの扉のシーンは現実でもう一度現れた。
マキマのデンジ君が開けて
2度目はマキマの自宅で起きた。マキマの自宅にデンジと居た時の事だった。
またインターホンが鳴った。マキマはパワーちゃんを呼んだから来たと言った。そしてデンジに「デンジ君がドア開けて・・・パワーちゃん殺すから」と平然とした表情で言った。
その瞬間扉の向こうから「開けちゃダメだ」とポチタが言っていた。
開けたくないデンジであったがマキマは、何も考えなくていいんだよ私を信じて、と言ってデンジにドアを開けさせた。
開けた向こうにはパワーちゃんがデンジの誕生日祝いの為にケーキを持っていた。
何だ今回はサプライズ的な嬉しい事だったのかと思った瞬間に、マキマの能力である『ぱん』でパワーちゃんを一瞬で殺害した。
本当の扉の向こうはデンジの実家玄関だった
アキを自らのチェンソーで殺害し、その後は目の前でパワーちゃんがマキマによって殺害された。もうデンジの精神状態はボロボロになっていた。
そしてここでマキマはトドメを刺すようにデンジに語った。
「子供の脳はすごいよね。嫌な記憶を扉の向こうに隠すことができちゃうんだから」
マキマは全てを知っていた。デンジの夢の扉の向こうに何があるか。デンジの幼い頃の思い出したくもない記憶をあの扉の向こうに封印していた事を。
扉の向こうに隠したデンジの幼い記憶。『それは実の父親をデンジが殺害した』事だったのです。
そしてあの扉の正体はデンジの実家の玄関のドアだった。
マキマによって扉の向こうに封印していたデンジの記憶が蘇り、扉を開けるとそこには血まみれになった父親が倒れていた。
夢で見た扉はデンジの実家の玄関で、その向こうには思い出したくない辛い記憶が封印されていたのでした。
チェンソーマン:何故扉の向こうからポチタの声がしたのかを考察
デンジが見る悪夢のシーンはいつもデンジが少年だったので、デンジの幼少期の記憶を封印していた意味だったのでしょう。
父親は自殺したと思い込みデンジは精神を保っていたのですが、マキマによって封印された扉が開かれデンジは完全に精神崩壊し、壊れてしまった。
ポチタの開けちゃダメはもちろんデンジの封印していた記憶を蘇らさない為に、デンジの心を守る為に言っていたのですが、デンジの記憶だけではなくデンジが辛い思いをするようなときに、必ず開けちゃダメと警告をしていました。
恐らくですがポチタはデンジの心臓となり、デンジの封印していた記憶を知ったのでしょう。そして危険な扉を開けさせないように警告を出していたのだと思います。
まとめ
今回は扉の向こうの謎、そしてポチタの開けちゃダメについて解説していきました。
あの扉の向こうの本当の謎は、実はデンジの封印されていた辛い記憶だったんですね。
そしてポチタはデンジを傷つけない為に、開けちゃダメと警告をしていたのです。
デンジとポチタは本当に最高のコンビですね。
今後も最高のコンビで邪悪な悪魔やマキマのような人間を倒してもらいたいです。
これからも楽しみに見ていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
※マキマの目的を詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。
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