東京リベンジャース(通称東リべ)に出てくる『佐野真一郎』
マイキーの実の兄であり関東最大の暴走族チーム『黒龍(ブラックドラゴン)』の初代総長を務めた人物である。
喧嘩はさほど強くはないが、真一郎の人間性に関東中の不良たちは憧れ、みんな真一郎を慕った。
喧嘩に弱くて、女に弱くて、すぐ泣くが、いざという時は頼りになる、タケミチのような人物である。
今回は衝撃の事実である2人目のタイムスリーパーは佐野真一郎だった事実や、黒い衝動は愛から生まれた事実について解説していきたいと思います。
東京リベンジャー ズ:2人目のタイムリーパーは佐野真一郎だった!
ここでは佐野真一郎がどのようにして、そしてどのような経緯でタイムスリーパーになったのかについて解説していきます。
マイキーが語った真一郎がタイムスリーパー
タケミチはマイキーの闇落ち状態の未来を変えるため、マイキーを救うために再び過去へとタイムスリープし、マイキー率いる『関東卍會』とタケミチ率いる『2代目東京卍會』で対決することになった。
激しい抗争のなか、ついにタケミチはマイキーとタイマンでの勝負となった。
最強マイキーに立ち向かうタケミチであったが、さすがにマイキー相手には手も足も出ない。
しかしタケミチはタイムスリープの能力だけではなく、少し先の未来が見える『未来視』の能力も身に着けていた。
マイキーの激しい蹴りを未来視して見事に躱す事に成功し、タケミチはマイキーの攻撃を事前に読むことで対等な戦いとなった。そんな激しいタイマンの中マイキーの口から驚くべき事実が語られた。
それは「佐野真一郎はタイムスリーパーだ」
ずっと謎であったもう一人のタイムスリーパーは、なんと予想も全くしていなかったマイキーの兄である『佐野真一郎』だったのです。
真一郎とマイキーの隠された過去
真一郎がタイムスリーパーである事実ははっきりしたが、何故佐野真一郎はタイムスリーパーになったのか?
これには真一郎とマイキーの隠された過去に関係していたのです。
マイキーがまだ小学生のころに、マイキーは遊んでる時に階段から落ちて頭を強く打って意識不明の重体になってしまった。
その事実を聞き急いで病院に駆け付けた真一郎だったが、到着したときマイキーはICUのベットの上で眠っていた。
パニックになった真一郎は、病院の先生にマイキーの容態を聞くと、マイキーは植物状態である事実を聞かされた。
手術などで治る治療などはないかと尋ねるも、医者からは「残念ですが・・・」という答えしか返ってこなかった。
そして植物状態のままで4年の月日が経った。この4年間もしかしたらマイキーが助かるかもと信じて真一郎は宗教やなんちゃら治療などのいかがわしいものにも沢山手をだしていた。
しかし真一郎の努力も実る事なくマイキーはついに死亡してしまった。
ホームレスのタイムスリーパー
マイキーが亡くなった後の真一郎は廃人のようになった。
その姿を心配した初代黒龍の特攻隊隊長であった『今牛若狭(通称ワカ)』がマイキーを元気づけるために飲みに誘った。
ワカと一緒に行った飲み屋で、隣で騒いでいる団体客の話が真一郎の耳に入った。
団体客の1人の男がトンネルの下で寝ているホームレスにションベンをかけると、そのホームレスが「オレは時を戻せるんだ」と言っていたと爆笑していた。
オッサンに対して今時を戻すように言うも、「トリガーがいねぇと無理」と訳わからない事を返されたことに言及し、「時を戻せるってそれタイムリーパーかよ?」と笑う団体客。
その団体客の話を聞いていた真一郎は「その話詳しく聞かせろよ」詰め寄った。
そして真一郎は団体客をボコボコにし「そのホームレスのところに案内しろ」と言った。
真一郎は案内されたトンネルの下に向かい、路上生活をしているホームレスの元を訪れた。
真一郎はホームレスに対して「お前がタイムスリーパーか?教えろどうやって過去に戻れる?」とホームレスに尋ねた。
この時の真一郎はもうマイキーを救いたい気持ちで正気ではない状態だった。
ホームレスは「簡単に手に入る力ではないため誰にも譲らない」と真一郎に言った。
しかし真一郎はあきらめずに弟を救いたと言うと、ホームレスは「譲ろうと思えば譲れる」と答えた。
そしてホームレスは自身がタイムスリーパーの能力をどのようにして得たかを話し出した。
「オレはこの力が欲しくて欲しくて 前の奴を殺して手に入れた」と明かした。
真一郎はホームレスを殺害した
ホームレスが力が欲しくて前の奴を殺したと聞き、真一郎は何の迷いもなく鉄パイプを持ち背後から思いっきり頭を殴りつけた。
殴られたホームレスは血だらけで倒れこみ「オレと同じ オマエは殺す事を選んだ」と笑いながら言った。
真一郎は構わずホームレスを殴り続けた。ホームレスは殴られながら「呪われろ!呪われろ!」と口にしながら死亡した。
殺害した真一郎は戻れ戻れと願ったが、過去に戻る事は一向にできなかった。
真一郎は「過去に戻れねえじゃん・・人殺しちまったのに・・」と言って頭を抱えた。
タイムスリープしない事実を知り川に飛び込み自殺
次の日になっても全く過去にタイムスリープする気配もなかった。
雨が降る中、真一郎は橋の手すりの上に立ち、雨で流れが早くなっている川を見ながら「この濁流なら…間違い無く死ねるよな」と言った。
ホームレスを殺害しタイムスリープ出来ると思っていたが何も起こらず、亡くなったマイキーを救う事も出来ない。
ただ人を殺害しただけであった。そして真一郎は死ぬことを選んだ。
そして手すりから川に飛び込み「やっと楽になれる」と思いながら飛び降りた瞬間に「ドクン」と音が鳴り目が覚めた時は、家の中を走り回るマイキーの姿があった。
真一郎はあまりの突然のことに「えっ?」となった。
真一郎は見事にタイムスリープし、マイキーが重体になる前の過去に戻り、マイキーを救ったのです。
恐らく真一郎のトリガーは、自身の命を捨てるという瞬間にトリガーが発生するのではないかと考えられます。
今回は川に飛び込み自殺しようとした瞬間にタイムスリープしたので、おそらく自殺という行為がトリガーとなったのでしょう。
東京リベ:マイキーの黒い衝動は愛から生まれたのもだった
真一郎のタイムスリープによって見事マイキーの死亡を防ぐことが出来たのですが、その代償としてマイキーには黒い衝動という心の闇が発生してしまいました。
ここではマイキーの黒い衝動について解説していきます。
春千夜の口を裂き黒い衝動に呑まれたマイキーの姿
過去に戻った真一郎は見事にマイキーを救った。しかしすぐにマイキーの恐ろしい姿を目にする事となる。
突然「やめろよマイキー」と叫ぶ場地の声が家中に響き渡った。真一郎は急いで駆け付けると、目の前には、今まで見たこともなかった闇に包まれたマイキーの姿があった。
口から血を流す春千夜に対して「笑えよ春千夜」と語るマイキー。黒い衝動に呑まれたマイキーの姿であった。
そして時間が経ち夜になった時に真一郎がマイキーに「なんであんな事を?」をと聞くと、「オレ…どうしちゃったんだろ……」とマイキーも自身の行動が理解出来ていない様子であった。
気づいたら春千夜の口を裂いていたと語るマイキーであった。これは完全に自分の中にいるもう一人の自分。自身ですら抑える事が出来ない黒い衝動が発動した瞬間であった。
黒い衝動の原因は真一郎の愛だった
真一郎はマイキーを救う為に時を遡ったのですが、マイキーを救うという真一郎の愛が原因で黒い衝動が生まれたようです。
マイキーはタケミチに対して「黒い衝動は愛から生まれたもの」と語っていました。
つまり、真一郎がマイキーを救う為にタイムリープをしたことで、本来存在しなかった黒い衝動が、マイキーが救われたことで生まれてしまったという意味と考えられます。
そして真一郎がタイムスリープをホームレスから奪った時に、「呪われろ!呪われろ!」と口にしていました。
黒い衝動はある意味ホームレスの言っていた呪いでもあると考えられます。黒い衝動は愛から生まれた呪いなのかもしれません。
まとめ
今回はもう一人のタイムスリーパーが真一郎であったこと、そしてタイムスリーパーになった経緯や理由について解説していきました。
真一郎とマイキーには意外な過去があったことには驚かされました。
そして黒い衝動は真一郎のタイムスリープによって生まれたものだったのです。
最後にタケミチによって黒い衝動の呪いを振り払う事ができるか今後を楽しみにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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