ゴールデンカムイに出てくる『花沢勇作』
元第七師団長である花沢幸次郎の息子で、尾形百之助は腹違いの兄となる。
血筋は非常に優秀で、兄である尾形とは正反対と言ってもいいくらい出来た人物である。
日露戦争にて兄である尾形に射殺され死亡した。
尾形のように無差別に殺人などは侵さず、敵を殺さないことで偶像となり勇気を与えるのだと言っていました。
今回は勇作の顔は杉元に似てるのか?そして勇作と杉元の2人の関係についても解説していきます。
ゴールデンカムイ:花沢勇作と杉元の関係を解説
ここでは勇作と杉元が過去に出会っており、2人の関係はどのようなものなのかについて解説していきたいと思います。
杉元は勇作の替え玉に
杉元が故郷を追われ東京を放浪している時に兵隊数人と喧嘩となり、その仲裁に入ったのが『菊田軍曹』であった。
菊田は杉元が連行されるのを仲裁に入り、メシを奢るかわりに第七師団長花澤閣下の息子『花澤優作』の替え玉となって見合いをし、縁談を破断させて欲しいと頼みます。
その理由は閣下は息子に聯隊旗手になる事を望んでいた。しかし夫人は死亡率の高い旗手には反対だったのでお見合いを秘密に段取りしていた。
しかし花澤閣下はその事に気づき、閣下が一番信頼をよせる東京の第一師団長に相談、その後菊田に白羽の矢が立った。
勇作の顔はこの時は明らかになっていなかったので杉元に似ているのかは分かりませんでしたが、菊田は似ていると判断し杉元を勇作の替え玉にしたのでしょう。
その後は勇作に成りきりお見合い相手と帝国ホテルで高級なエビフライを食べ、こんな美味しい食べ物がこの世にあるのかと感動を覚えた。
杉元は父親が死んだ後は、いつも猫のエサを盗み食いするような生活をしていた。
そんな惨めな生活をしていた杉元は、こんな美味しいものを食べることが出来る勇作に対して嫉妬が生まれたのでした。
勇作と杉元の初対面
杉元は勇作に対して徐々に疑念が湧いてきた。そもそも勇作は本当に聯隊旗手になることを望んでいるのか?本当はお見合いをして平穏な結婚生活し、うまいエビフライを食べることを望んでいるのではないのか?
そんな疑念が杉元の中に出てきたのです。その事実を確かめるために杉元は花沢勇作に直接聞くことにした。
杉元は陸軍士官学校で勇作を呼び出した。
現れた勇作は目元が影となり、杉元に似ているのかも確認出来ず、またしてもハッキリとした顔はわからなかった。
杉元は勇作に対して「あなたは旗手になりたいのですか?」と尋ねた。
勇作は杉元の問に対して、自分自身がなりたいとはハッキリと言わなかった。日本のためにこの命をどう役立てるか考えなさいと父に言われて来ましたと答えた。
杉元はその言葉を聞いて激怒し勇作にビンタした。「帝国ホテルでエビフライ食ってこいや!それでどどっちか選べよ!」と怒りをあらわにした。
恐らく杉元はこんなに幸せな生活が出来る選択肢を持っているのに、何故父親の言いなりになるのか。いろいろ選択をして自分の人生を自分自身で決めれば良いのにという気持ちがあったのでしょう。
なにせ杉元にはそのような選択肢が無いのです。羨ましい気持ちもあったのでしょう。
これが杉元と勇作の最初で最後の出会いだったのです。
ゴールデンカムイ:花沢勇作の顔は杉元に似てるのかを解説
勇作と杉元の過去の出会いでは、勇作の顔はハッキリとしていませんでした。
ここでは勇作の顔が最後まで明らかにならなかった理由や、勇作と杉元の顔は似ているのかについて解説していきたいと思います。
勇作の顔が隠されていた理由
勇作は何度も過去の回想シーンなどで登場しましたが、すべてハッキリとした顔が出てきませんでした。
これは何故なのかはハッキリとした説明はありませんが、恐らく考えられるのは、義理の兄である尾形の記憶が曖昧だからなのでは無いかと思います。
曖昧というより尾形は勇作に対して罪悪感がずっとあったのです。しかし尾形はそれを罪悪感とは認めたくないため勇作の顔を思い出さないように蓋をしていた。
だから勇作の顔はいつも目元が影となり、ぼんやりとした顔でしか登場しなっかたのではないかと思われます。
※尾形の罪悪感について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
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最終巻で遂に勇作の顔が明らかに
最終巻の暴走列車でアシリパに毒矢を撃たれた尾形は、遂に勇作への罪悪感を認めるときがきたのです。
尾形が罪悪感を認めたその時、遂に勇作の顔がハッキリと明らかになった。
これは恐らくですが、尾形が勇作に対する罪悪感を認めた事によって、蓋をしていた記憶が蘇り勇作の顔がハッキリとしたのだと思います。
若い頃の杉元に似ていた
はじめて顔のすべてが明らかになった勇作ですが、とても爽やかなイケメンでした。
尾形とは似ても似つかずで、目鼻立ちがハッキリしており、若い頃の杉元にとても良く似ている印象でした。
見た目から本当に優しそうな、人間が出来てそうな感じが伝わる顔立ちです。
菊田が替え玉として杉元を選んだ理由が良く分かるくらい杉元に似ていました。
こんな優しそうな勇作を平然と射殺出来る尾形は、やはりちょっとネジが飛んでるのでは無いかと改めて実感させられました。
まとめ
今回は花沢勇作について解説していきました。
勇作の登場シーンでいつも目元が影になりハッキリしていない事が気になっていたので記事にしました。
勇作と杉元が過去に出会っていたのは少し驚きましたね。ずっとハッキリしなかった顔は尾形の罪悪感からきた記憶の為だったと思います。
そして遂に明らかになった勇作の顔は杉元に良く似ており、とても爽やかなイメージ通りのイケメンで安心しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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