ゴールデンカムイの暗号を解く鍵として出てくる『ホロケウオシコニ』
アシリパの父親が残した刺青人皮を巡って、土方一派、鶴見一派、杉元一派の3派閥で壮絶な金塊争奪戦が繰り広げられた。
ホロケウオシコニはアシリパだけにわかる暗号であり、土方や鶴見が是が非でも知りたかった暗号である。
今回はアシリパしか理解できないアイヌ語のホロケウオシコニとは何なのか?そしてその暗号の解き方や、最後の権利書や金塊の在り処は門倉の刺青が鍵になった事について詳しく解説していきます。
ゴールデンカムイ:ホロケウオシコニの暗号の解き方を解説!
ここではホロケウオシコニとは一体何を意味するのか?そしてホロケウオシコニによってどのように解読をしていったのかについて解説したいと思います。
ホロケウオシコニはウイルクの名前の由来
金塊を解く鍵としてもっとも重要な『ホロケウオシコニ』とはアシリパの母親がウイルクにつけたアイヌの名前になります。
ウイルクという名前は、狼という意味もあり、素早い決断力や行動力などから『狼に追いつくもの』という意味からつけられた名前だそうです。
この言葉はアイヌであるアシリパしか分からない言葉で、更にアシリパと両親しか知りません。
そして父親であるウイルクのアイヌでの名前のホロケウオシコニこそが金塊の暗号を解く非常に重要な暗号になっていたのです。
ウイルクは金塊をアシリパに託すために、ホロケウオシコニの暗号を囚人の刺青人皮に彫っていきました。
しかし肝心のアシリパは、ホロケウオシコニの暗号を全く思い出すことが出来なかった。
アシリパとソフィアの出会いで蘇った記憶
刺青人皮は全部で24枚あり、ほぼ全ての刺青人皮が揃いだしていた。しかし刺青だけでは金塊の暗号を解くことは出来ない。刺青とアシリパしか知らないホロケウオシコニがないと成立しない。
しかし全くホロケウオシコニを思い出す様子のないアシリパであったが、遂にソフィアからウイルクの昔話を聞いている時思い出したのです。
ソフィアはアシリパに対して、ウイルクの名前の由来を語り始めた。
ウイルクは狼は無駄がなく、合理的で美しい狼の生きざまに魅入いります。ウイルクは狼に憧れ、こんな生き物のようになりたいと思い、はぎ取った毛皮を被って走り回りました。
それを見ていたポーランド人の父はポーランド語で狼を意味する『ウイルク』と名付けたのです。
アシリパはウイルクの名前の話しを聞いて、母親がアイヌの名『ホロケウオシコニ』と名付けた事をふと思い出しました。
そしてウイルクに「この話を絶対に忘れてはいけない、そして誰にも教えてはならない秘密だ」と言われた事も同時に思い出し、遂に暗号であるホロケウオシコニを思いだしたのでした。
ホロケウオシコニは音を表す漢字であった
アシリパは遂に父親ウイルクの残したホロケウオシコニを思い出しましたが、これだけでは金塊の在り処は解読出来ない。
ホロケウオシコニ+刺青人皮の謎を解いて初めて金塊の在り処が解読出来るのです。
そしてここからは土方一派と鶴見一派の暗号解読合戦に突入していったのです。そして一足先に暗号を解読出来きたのは、土方とアシリパ達であった。
ウイルクによって彫られた刺青人皮には数多くの漢字が記されていた。
しかしこの無数にある漢字はおとりの漢字も多数含まれていた。要するにおとりの漢字と本当の暗号になる漢字が入り混じっているのが刺青人皮の特徴である。
どの漢字が本物でどの漢字がおとりなのかを判別する為に必要になってくるのが『ホロケウオシコニ』なのです。
刺青に彫られている漢字はどれも音を表している。しかしホロケウオシコニに該当しない漢字はすべておとりなのです。
ホロケウオシコニの音を表す漢字は一枚の刺青につき4文字以上入っている。
そして各人の刺青人皮を重ねることによってピッタリ文字の間隔が合うものがあったのです。
ホロケウオシコニによって五稜郭が分かった理由
以前に海賊房太郎からアシリパは支笏湖に沈んでいた金塊を受け取っていた。
房太郎からもらった金塊の模様に暗号を解く秘密が隠されていたのです。
金塊にはどの線にも交わらない1本の線を表す文様があった。この交わらない線は刺青人皮にも共通していた。
そしてホロケウオシコニの漢字の暗号と、刺青の無数にある線の中で、どの線にも交わらない他の線を突っ切っている線が各刺青に1本ずつあった。
他の線と交わっていない突っ切っている線同士を結ぶと大きな星のマークになった。この星のマークは完全に『五稜郭』の形と同じだった!
それを見た瞬間に金塊の在り処は『五稜郭』と断定できたのです。
ゴールデンカムイ:権利書と金塊の在り処は門倉と土方の刺青が鍵だった!
遂に刺青人皮とホロケウオシコニによって五稜郭を突き止めた。しかし五稜郭は膨大な広さである。
そんな広大な土地のどこに金塊があるのかの鍵は、門倉の刺青と土方の刺青にあった。
ここではどのようにして五稜郭から金塊と権利書の場所を特定したかについて解説していきます。
権利書の在り処は土方の神の刺青が鍵だった
土方の刺青が彫られていた『神』の文字こそがヒントだった。
暗号を解いた時に土方の神の文字がちょうど五稜郭の兵糧庫があった場所と重なっていたのです。
そこで土方は兵糧庫に必ず何かが埋まっていると判断し兵糧庫を掘った。
すると見事に予想は的中し、掘った穴から大きな箱が出てきた。期待に胸膨らませ箱を開けてみるとその中には金塊では無く『土地の権利書』だった。
土方の神の文字で見つけた兵糧庫には金塊は無く土地の権利書しかありませんでした。
ウイルクは金塊の半分を使い、北海道の土地の権利を膨大に買っていた。これは北海道を独立国にするため、そしてアイヌの未来の為だった。
土方一行は金塊では無く権利書にがっかりしていたが、土地の権利書に使った金塊は半分であるため、残りの半分は五稜郭のどこかにあると土方は悟った。
しかしどんなに刺青人皮を見ても全く在り処を指し示す暗号がなかった。
必要とされていなかった門倉の刺青
金塊では無く土地の権利書しか無かった事で全員があきらめかけたその時、強運の男門倉が運んでくれた強風が奇跡を起こしたのです。
門倉の身体に彫られていた刺青は『馬』
暗号解読時は門倉の刺青は必要とされておらず、あってもなくてもよかったと言われていました。
土方一行は金塊の在り処を探し続けるが、一向に見つかる気配はなかった。
この時鶴見一派も暗号を解読しており、第七師団も五稜郭に向かっていた。早く金塊を見つけ出さないと第七師団によって金塊を奪われてしまう。
皆が急いで探しているなか、門倉が土方のいる兵糧庫に入ってきた瞬間に室内に強風が吹き、それまで解読でもあまり必要とされていなかった門倉の馬の刺青が兵糧庫に強風と共に舞い込んできた。
土方はその強風で飛んできた門倉の馬の刺青をみてあることを思い出した。
金塊の決め手は門倉の馬の刺青だった
土方は門倉の刺青を見てついに金塊の在り処を特定した!その場所は五稜郭にある『馬用の井戸』だった。
五稜郭にはその昔、馬用の井戸が存在していたのです。その事実を知っているのは昔五稜郭に出入りしていた土方だけ。
土方は門倉の『馬』の刺青を見て馬用の井戸を思い出しその場所に金塊があると確信したのです。
みんなから「有っても無くてもよい」とされていた門倉の刺青によって見事に金塊を探し当てる事が出来たのです!
昔から狂運の持ち主と言われていた門倉はこの時『強運』の男になった!
まとめ
今回はホロケウオシコニの解読方法などについて解説していきました。
非常に複雑な暗号にしていたウイルクでしたが、見事土方とアシリパで手を組み暗号を解読してくれました。
そして最後は全く必要とされていなかった門倉の馬の刺青が、まさかあのような形で活躍するとは予想もしていませんでした。
最後は土地の権利書と金塊を手にすることが出来たことは本当に良かったと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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