東京リベンジャーズ(通称東リベ)に出てくる『稀咲鉄太』
喧嘩の実力はないものの、頭の切れる男で緻密な計画を立て裏から人を操る、タケミチ達にとっては黒幕とも言える人物。
タケミチが何度タイムスリープをしても、稀咲によってヒナは殺害され、東卍のメンバーが不幸に落ちいる現代が何度も続いていた。
今回はそんな黒幕の稀咲鉄太がタケミチをヒーローと言った理由は何だったのかを解説、考察していき、稀咲の過去やヒナとの関係についても解説していきたいと思います。
東リべ:稀咲鉄太とヒナとの過去の関係を解説!
ここでは稀咲の謎に包まれた過去や、何故稀咲は毎回ヒナを殺害し執着するのかは過去に関係していた事について解説していきたいと思います。
超優等生だった小学校時代の稀咲
作中での稀咲は超がつくほどの悪党であるが、小学生の幼い頃は非常に優等生で真面目な少年であった。
見た目も分厚い眼鏡をかけ、ガリガリのガリ勉くんで友達も居ない少年。
全国模試では毎回1位であり、不良とはとても無縁なところにいたのが幼い頃の稀咲だった。
稀咲とヒナは同じ塾だった
不良とは無縁の稀咲は、優等生であったが実は密かに恋心を抱いていた人物が居た。
それは同じ塾に通っていた『橘日向』である。
優等生で塾でも一番勉強が出来る稀咲は、誰とも会話することもなかったが、唯一ヒナだけは稀咲に明るく話しかけていた。
いつも明るく話をしてくれるヒナに対して、稀咲は恋心を抱いており、そして秀才の自分の事を好きに決まっていると思っていた。
稀咲とヒナは家も近く、塾の帰りはよく一緒に家まで帰ることもあった。恋心を抱いている稀咲にとっては最高の時間であったことでしょう。
ヒナとタケミチの初めての出会い
ヒナが小学6年生のときにある出来事が起こった。そしてその出来事は稀咲にとっても非常に大きな出来事になった。
いつものように稀咲とヒナは塾から帰っていた時に、公園でネコをいじめている中学生の不良達がいた。
昔から正義感が強いヒナは中学生に対して、ネコをいじめている事を注意した。その姿を見た優等生の稀咲は「無駄だよ、危ないし」と注意するヒナを止めた。
稀咲の予想通りにヒナは中学生に注意したことでいじめられてしまうが、稀咲は隠れてヒナがいじめられるのをただ見ているだけだった。
そこに突然現れ、いじめられているヒナを助けに入ったのが、『花垣武道』である。
タケミチとヒナの初めての出会いであった。
タケミチは「中学生が女の子一人に寄ってたかっていじめるなんて許せねえ」と啖呵を切ったものの、中学生3人にはとても敵わずボコボコにやられてしまった。
ヒナが好きになったのはタケミチだった
助けに入ったタケミチは中学生に返り討ちにされてしまったが、いじめられているヒナを助ける事はできた。
中学生3人に勝てるはずがないとわかっていてタケミチは勇敢に立ち向かい、ヒナを助けた。
負けるとわかっていて立ち向かうタケミチの姿を見たヒナは、この瞬間にタケミチに対して恋に落ちた。ヒナがタケミチに恋心を抱いた瞬間であった。
稀咲は好きだったヒナが完全にタケミチに恋心を抱いた瞬間を目の当たりにした。
この出来事が稀咲の人生を大きく変えていくことになったのでした。
東リべ:稀咲鉄太がタケミチをヒーローと言った理由は?
ヒナは稀咲ではなく、タケミチに恋心を抱いた事によって稀咲の人生は大きく変わっていく事になった。
ここでは稀咲が好きだったヒナの心を奪ったタケミチに対して、何故オレのヒーローと言って涙を流したのかについて解説していきたいと思います。
稀咲が不良を目指すきっかけになったタケミチだった
恋心を抱いていたヒナの前に突然現れたタケミチは、見事にヒナの心を奪った。
ヒナの心を奪ったタケミチを稀咲はそれから毎日のようにつけまわした。自分が好きだったヒナの心を奪ったタケミチに対して興味を持つようになった。
タケミチはいつも正義の味方のヒーローは不良であると語っていた。その時初めて稀咲は不良という言葉を耳にした。
稀咲は不良について調べた。ヒナの心を奪ったタケミチは日本一の不良を目指している。それであればヒナの心を奪ったタケミチ以上の不良になればヒナの心を自分に向けることが出来ると考えたのであろう。
愛する女性ヒナのために稀咲は不良となり、タケミチを超えてやると誓った。
ヒナが惚れたタケミチは稀咲にとってヒーローだった
稀咲にとってタケミチはヒナの心を奪った相手であったが、稀咲が超えるべき憧れのヒーロー的な存在でもあった。
稀咲が初めて不良に関心をもったキッカケはタケミチであった。タケミチは不良を正義の味方のヒーローと言っていた。なので稀咲にとって不良とはヒーローなのである。
ヒナを勇敢に助けたタケミチの姿は当時の稀咲にとっては、とてもかっこよく勇敢なヒーローと写ったのでしょう。
その証拠に関東事変での敗北後、タケミチと向かい合った稀咲は「リスペクトしていたのに!!裏切りやがって!!」と言っている。
これは完全に憧れの存在であった事は間違いでしょう。
稀咲がオレのヒーローと言って涙を流した理由を考察
稀咲はタケミチを超える為に不良となり、タケミチのように漠然と日本一の不良になるという目標ではなく、緻密に計画を立てた。
そのために必要なものを手に入れるため、いろいろな有名な不良を調べ上げ接触していった。
そして稀咲が最終的にたどり着いた不良が『佐野万次郎(通称マイキー)』であった。
稀咲はマイキーを取り込み、自身が日本一の不良になるための媒体にした。
マイキーの信用を得るのに1年、そしてマイキーを操るまでにかかる期間を2年、マイキーを操り東京を制するまで3年、最後に日本を牛耳るまでに4年と緻密な10年計画を立てた。
自身が日本一の不良になるまでの計画を計10年で立てた。そして日本一の不良となり憧れのヒーローであるタケミチを超えて、ずっと好きだったヒナを手に入れようとした。
そこまでしっかりとした計画を立てた稀咲は、タケミチを撃つ前に「じゃあな、オレのヒーロー」と言って涙を流した。
この涙の意味は何だったのか?
おそらく考えられることは、これだけの計画を立てやっとここまでたどり着き、憧れであったヒーローのタケミチに勝った喜びの涙。
そしてこんなにも憧れであったヒーロータケミチの最後がこんなにもあっけないモノかという悲しみの涙。
喜びと悲しみの入り混じった複雑な涙だったのでは無いかと考えられます。
稀咲にとっては憧れのヒーローであり、そしてヒナの心を奪った超えなければ行けない存在でもあった。
そんな想いからでた涙だと考えられるでしょう。
まとめ
今回は稀咲がタケミチをオレのヒーローと言って涙を流したシーンについて解説、考察していきました。
稀咲が不良になった動機や、何度もヒナを殺害する原因はすべてヒナに対する恋心であったのでした。
元々優等生であった稀咲は緻密な計画を立て、憧れであったヒーロータケミチを超える為に人を操っていたが、タケミチの真っ直ぐな心には勝てなかったのです。
黒幕であった稀咲の最終目的は、ヒナの気持ちを自分に向かせるためだったのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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