ゴールデンカムイ:菊田の正体・過去は?杉元との関係や最後の死亡も解説!

ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイに出てくる『菊田杢太郎』

渋い雰囲気を出し、どこか怪しさを感じさせるキャラクター。

菊田は鶴見中尉の日露戦争時の部下で、物語中盤以降から鶴見一派に再び参戦した人物になります。

大柄で恰幅の良い体格をした叩き上げの兵士で、第七師団内では年配者になります。

本記事では菊田の知られざる正体や杉元との過去の関係、そして最後の死亡までを解説していきたいと思います。

ゴールデンカムイ:菊田杢太郎の正体について

ここでは菊田とはどのような人物で、正体は一体何なのかについて解説していきます。

菊田杢太郎の人物像


菊田は日露戦争で部下の有吉と共に爆撃により重症を負い、治療の為に登別温泉で療養を余儀なくされていました。

第七師団には療養をしている事もあって途中からの参戦になり、古くから居る宇佐美二階堂からは新参者扱いにされている場面も見受けられました。

性格は多少あらあらしく野性的ですが突発な言動などは少なく、奇人変人ばかりの第七師団のなかでは一番常識のある人物であります。

鶴見を監視する軍中央部のスパイだった

菊田の正体は鶴見中尉を監視する為の軍中央部のスパイだったのです。

軍中央の命令により鶴見中尉はアイヌの金塊捜査を始めたのですが、鶴見中尉が造反する可能性を見据えて菊田をスパイとして送り込み、鶴見中尉の暴走を監視させるための役割であった。

そして鶴見中尉に金塊を見つさせて最後には消すというのが中央政府の作戦だったのです。

菊田は日露戦争で共に重症を負った部下の『有吉』にだけスパイの事実を明かし、有吉には鶴見一派と土方一派の二重スパイをさせ、双方からの情報を効率よく得ようとしていた。

鶴見中尉に対する忠誠はすべて菊田のスパイとしての芝居だったのです。

ゴールデンカムイ:菊田の過去・杉本との関係

ここでは菊田が何故中央政府のスパイとなったかは過去の杉元との出会いが関係してくるのです。


菊田と杉元の過去の関係などについて解説していきます。

菊田と杉元は過去に出会っていた

2人の出会いは約6年前の事で、杉元が故郷を追われ東京を放浪している時に兵隊数人と喧嘩になり、それを仲裁してくれたのが菊田だった。

当時の菊田は第一師団所属で陸軍士官学校にて候補生達の指導を行っていました。

杉元の喧嘩の理由が「睨まれたから」だった事からノラ犬のようだと言い、その後杉元の事を『ノラ坊』と呼ぶようになったのです。

杉元が連行されるのを仲裁に入り助け、メシを奢るかわりに第七師団長花澤閣下の息子『花澤優作』の替え玉となって見合いをし、縁談を破断させて欲しいと頼みます。

その理由は閣下は息子に聯隊旗手になる事を望んでいた。しかし夫人は死亡率の高い旗手には反対だったのでお見合いを秘密に段取りしていたのです。

しかし花澤閣下はその事に気づき、閣下が一番信頼をよせる東京の第一師団長に相談、その後菊田に白羽の矢が立った。

この出会いで見合いを破綻させる作戦を2人でいろいろ練っていくうちに親交を深めていき、杉元は陸軍に入ることを決意したのです。

杉元が陸軍に入隊したきっかけを作った人物が菊田でした。

弟の帽子が杉元に渡される

菊田は過去に弟を亡くしています。菊田の家は小さな頃から貧しく、兵士になればメシを食いっぱぐれる事は無いと言い、弟を陸軍に誘ったのです。

弟は陸軍に入隊しその後日清戦争で病死をしてしまいました。自分が陸軍に誘ったせいで弟は死んだと自分をずっと責めていました。

そんな自分を攻める菊田に対して杉元は語りかけます。

「俺が陸軍に入ったきっかけは菊田さんだけど、最後は自分がきめた事です・・なにがあっても恨むわけはない」

「もう自分を許して前に進んだら」

この言葉を聞いた菊田は杉元に弟の影を見たのです。菊田は何かが吹っ切れたように笑顔になり前に進む事を決意しました。

そして弟の形見である軍帽を杉元に譲り、今現在杉元がいつも大事に被っている帽子は菊田の弟の軍帽だったのです。

何故中央のスパイになったのか

お見合い破綻計画の失敗の責任を負う形となった菊田は全責任をとり、第七師団へと転属になりました。

この第七師団への転属が菊田のスパイになるきっかけだったのです。

第七師団へ転属し鶴見にとりいって中央政府に報告しろとの指示でした。この時に同時にスパイを命じられていたのが『尾形百之介』だった。

菊田と尾形は共倒れを防ぐ為に別々に行動するように命じられていたのです。

菊田はスパイになった約6年後に、敵対する形で杉元と出会う事になったのでした。

ゴールデンカムイ:最後の死亡について解説

ここでは菊田の最後はどのようなものだったのかを解説していきます。

宇佐美によって正体を見破られる

鶴見一派は遂に集めた刺青人皮とアシリパから聞き出した『ホロケウオシコニ』を元に暗号を解読します。

これで遂に金塊争奪戦に決着が着き終わると思った時、鶴見中尉は「本番はこれからだ」と言って菊田を銃撃したのです。

菊田はすでに亡くなった『宇佐美』によってスパイ行為がバレていた。

菊田と中央政府は連絡手段として『デッド・ドロップ』とういうスパイが古くから使っていた手法で、顔を合わせずに物を渡すテクニック。

タバコの中に文章を書き、それを中央に渡す手段でしたが、タバコを宇佐美に奪われてしまいスパイ行為が明らかになっていたのです。

はっきりとはわかりませんが鶴見中尉はもしかすと当初から菊田を怪しんでいたので、あえて宇佐美と共に行動をさせていたのかもしれません。

その後すぐに菊田を始末しなかったのは、菊田を始末する事によって中央政府からの邪魔が入る事を懸念し、解読後に菊田を始末しようと考えていたのでしょう。

その証拠に鶴見中尉は「菊田を撃った銃声は、我々がここで自らの退路を断ち、是が非でも金塊を手に入れる決意の号砲なのだ」

この事から菊田を撃ち、中央政府に立ち向かい金塊をなんとして手に入れ優位に立つという決意だったのでしょう!

菊田が鶴見中尉に最後に言った言葉


スパイ行為が暴かれ銃撃された菊田は最後に鶴見中尉に言葉を残します。

「あんたもお終いです、鶴見中尉、必ず殺されますよ」

この時全員が中央政府に殺されると思っていたのですが。

「俺が言ってのは中央じゃねえ・・・あんたを倒すのはノラ坊さ」

「地獄行きの特等席・・・俺の隣をあけておきますよ・・」

この言葉を残し最後は川島の銃撃によって殺害されたのです。

この言葉どおり最後は杉元(ノラ坊)によって鶴見中尉は倒される事になるのです。

菊田は死ぬ前に何かを予想していたのか、それとも弟の影を持つ杉元に自分の仇を討ってくれとの願いなのかは不明ですが、恐らく願いのような言葉だったのでは無いかいと思われます。

まとめ

今回は菊田杢太郎について解説していきました。

とても怪しい雰囲気をもっていた人物でしたが、実は杉元をノラ坊として可愛がった過去があったりと、人情味のある人物だったのです。

非常に惜しい人物を亡くした結果になりましたが、最後はしっかり弟のような存在の杉元が仇をとってくれました。

漫画は完結しましたが、秋からはアニメの第四期が始まりますので、楽しみに観たいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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普段は会社員の40代男性です。

サラリーマンをしながら趣味、副業を含めていろいろな事に挑戦しています。

とにかくアニメが大好きなのでアニメに関してのブログを中心に記事を執筆しています。
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