メイドインアビスに出てくる『ヴエコ』とは、深海第六層の成れ果て村の住人になります。
ヴエコは成れ果て村の「目の奥」ドグープと呼ばれる場所に閉じ込められていたのです。
今回は、ヴエコの過去やイルミューイとの関係などについて解説していこうと思います。ヴエコが居た決死隊の三賢とは何のか?ヴエコの最後の死亡理由などもちょっと複雑でしたのでしっかり解説していきます。
メイドインアビス:ヴエコの過去・イルミューイとの関係など
ヴエコの本当の名前は、「ヴエロエルコ」といい、名前が長いのでヴエコと呼ばれているのです。
ここでは、ヴエコが何者なのか、過去に三賢だったことや、イルミューイとの関係について解説していきます。
ヴエコとはどんな人物なのか
彼女はドグープで、奇妙な得体の知れぬ生き物と一緒に生活をしている、成れ果て村では唯一の人間の姿をしている存在になります。ドグープに居ながら信号をキャッチすることが出来、村で起こっている出来事などは、見ることはないですが、信号で出来事をキャッチしているのです。
目の下に大きな隈のある女性で、見た目は闇を抱えているのがすぐに分かるような姿です。
そんなヴエコの過去はとても悲惨なものでした。
ヴエコには親がおらず、里親として漁師の男に引き取られたのです。この漁師の男はとても最低な男で、事あるごとにヴエコに虐待などをしてきた男なのです。ヴエコはこれがトラウマとなり、表情がとても暗いのではないかと思われます。
ある日の事、漁師の親代わりの男と漁に出たときのこと、洋上で煙を上げる船を見つけました。
その船には死体が多数あったのですが、船の奥に1人だけまだかろうじて生きている人が居たのです。かろうじて生きている男が羅針盤のような物を持っていたのです。この羅針盤が『星の羅針盤』だったのです。アビスの方向を示してくれる役割のものです。
ヴエコは星の羅針盤を里親から奪い、ガンジャ決死隊に入隊を志願したのです。
ヴエコは決死隊の三賢だった
メイドインアビス。
ファンミで三賢の色がだいたい分かったぞー!!
けどまだ服分からないしベラフの性別も分からない pic.twitter.com/DxTDpiosMQ— 黒野かび (@kabi_suke) December 5, 2021
ヴエコはガンジャ決死隊に入って黄金郷を探す旅にでるのです。もちろんヴエコは黄金郷には興味はあったのですが、里親の最低男から離れたい、私のことを誰も知らないところに行きたいという思いもあってガンジャ決死隊に入ったのだと思います。
ガンジャ決死隊とは、アビスに眠る黄金郷を見つけるために作った決死隊で探検家になるのです。
決死隊では、看護の仕事や遺物の管理などを主に行っていました。冒険の途中にリーダーであるワズキャンから三賢になるようにと言われ、ヴエコは三賢に見事なったのです。
三賢とはガンジャ決死隊のワズキャン、ベラフ、ヴエコになります。簡単に言うとTOP3のようなものですね。
ヴエコとイルミューイとの関係
ガンジャ決死隊はその後なんとか目的である黄金郷にたどり着いたのです。そこには原住民もたくさんいて、星の羅針盤と引き換えに、この村の道案内をしてやるという事で、星の羅針盤を手渡し原住民に道案内をお願いしたのです。
道案内をしてもらう原住民の中の1人の小さな少女が、ずっとヴエコについてきて離れようとしないのです。ずっとヴエコについて来る少女がイルミューイだったのです。
ワズキャンの了承をもらい、イルミューイも探検についてくることになったのです。
イルミューイの親は、位の高い人だったようですが、イルミューイが子供が出来ない身体だとわかった時に、イルミューイを呪われたものとして扱い、捨てられたのです。イルミューイもヴエコと同じように親がいないので、ヴエコは自分を見てるようだったのでほっとけなかったんでしょうね。
ヴエコだけなぜ人間の姿だったのか
セブンイレブンとメイドインアビスのコラボで「ナナチのナナチキ」とか売って欲しい
あと普通のナナチキなのに包み紙にワズキャン描いてあって「大丈夫、みんなからも好評さ!」とか書いてあるバージョン pic.twitter.com/2XfQdo4AmV— かに (@Bananabuton) April 16, 2019
成れ果て村ではヴエコ以外は全員人間の姿ではなかったですが、何故かヴエコだけはしっかりした人間の姿でした。これはどうしてなのか?
この理由は成れ果て村自体に理由があるのです。
成れ果て村とは上昇負荷を唯一受けない場所なのです。なのでここの住人は村を出ると負荷を受け死んでしまうのです。
しかしこの不思議な成れ果て村とは一体何なのか?これは『欲望の揺籃』というアビスの遺物によって変貌してしまったイルミューイ自身だったのです。
イルミューイはある日ひどい下痢をし、その後手足が溶けるような謎の病気にかかったのです。その後、隊員達もイルミューイと同じような症状の病気をしていくのです。
これはおかしいと思い、調査したところ、村で飲んでいた水が原因だったと判明したのです。
しかし水がなければ生きては行けません。そこでその水を調査して何とか飲むことが出来ないか調べに行った時に、謎の卵のようなものを発見して持ち帰るのです。この卵が『欲望の揺籃』だったのです。
欲望の揺籃は、願いを叶えるものですが、大人が使うと心が乱れている可能性が高いので、願いが叶わない可能性がある、なので子供に使う方が良いとされておりました。
そこで子供であるイルミューイに使ったのです。欲望の揺籃を使ったイルミューイは元気になりましたが、その後謎の小動物の形をした赤ちゃんを次々に生み続けたのです。
それを見たリーダーのワズキャンは、これを食料にしようとなんともひどい考えを思いつき、生まれて来る赤ちゃんのような生物を次々と食料にしたのです。みんなにも赤ちゃんの食料を振る舞うと、全員病状が治っていったのです。
それを見たヴエコはあまりにもイルミューイがかわいそうと反対しましたが、ワズキャンは一向にやめる気配が無く、続けていくと、イルミューイはやがて姿をどんどん変貌させ、巨大な物体になっていったのです。
決死隊のNo2のベラフはイルミューイに対する罪の意識で、イルミューイに自分の身体を取り込ましたのです。イルミューイに取り込まれたベラフは成れ果てになり、お面を被った龍のうような姿になったのです。
それを見た決死隊のメンバーもベラフと同じようにイルミューイ取り込まれ、成れ果てとなり、イルミューイの中で生きることにしたのです。
しかし、ヴエコだけは取り込まれる事を拒んだので、ワズキャンによってドグープ【目の奥】に閉じ込められてしまったのです。
これが理由でヴエコだけは人間の姿のままだったのです。ドグープで謎の生物と一緒に居たのは、イルミューイが生んだ子供達の魂だったのです。
メイドインアビス:ヴエコの最後について
ガンジャ決死隊のリーダーワズキャンによって、イルミューイは悲惨な人生を送ることになり、村自体も悲惨な結末になってしまいました。しかしヴエコは最後までワズキャンに反対し、イルミューイを愛し続けました。それはもちろんイルミューイもわかっています。
イルミューイは巨大化した塔のような姿になり、成れ果て村になってしまいました。その後イルミューイは最後の子供を生んだのです。それがファプタなのです。
ファプタは、イルミューイの決死隊が行ってきた醜い行為の怒りがしっかり宿っており、ファプタは成れ果て村を滅ぼす事に全てをかけるのです。母親イルミューイと処分された数々の兄弟達の復習を誓って生まれて来た子なのです。
ヴエコは最後なぜ死亡したのか
メイドインアビス2期のPV第2弾で興奮状態。
あの倫理の欠片もないストーリーをアニメでやるのがもう信じられん。
最高。ファプタ可愛い。マアアさん可愛い。#メイドインアビス pic.twitter.com/hJDlqjym0B— MLBでもガチれ鈴木誠也 (@kgjmdmwtj) May 5, 2022
ファプタの目的は、村を潰すこと、すなわち母親の開放なのです。
しかしファプタは成れ果て村に簡単に入ることが出来ないのです。何故かというと性質上、村の膜を越えて入って来れないのです。なのでずっと方法を探していたのです。
そんな時に、レグが火葬砲でこの膜を破り、遂にファプタは村に入ってくるのです。やっとファプタの復習の時がきたのです。
ファプタを必死で、リコとレグは止めようとしますが村はどんどん破壊されていき、村は遂に崩壊してしまいまいした。
最初に説明しましたが、この村は上昇負荷を受けない村なので、村人達は普通に生きてこれましたが、この村が崩壊してしまうと、上昇負荷を受け全員消えて行くのです。
それはヴエコも例外では無く、上昇負荷を受け身体が溶けていき、最後はなくなってしまったのです。
ヴエコの最後の言葉に「ありがとう、大好きだよ、私だけの・・・温かい闇」
この言葉は非常に深いですね。ヴエコとイルミューイの2人はとても暗い過去があり、その後温かい親子のような存在になりましたが、またワズキャンによって不幸な出来事が起こり、最後はこのような形で終わっていく。
ヴエコとイルミューイには光ではなく闇がしっくり来る言葉だったんでしょうね。闇の中で見つけたちょっとした幸せが「ありがとう」だったのでしょう。
ファプタは最後にどうやってヴエコの存在に気づいたのか
「仕方がない。ヴエロエルコが戻ってくるまでだぞ」
なんだかんだ言って遊んでくれそう。ベラフとイルミューイ。#メイドインアビス pic.twitter.com/0mWGE0aQxH
— 平梅 珠百合🍁フィジクス・ポイント (@suyuli) September 27, 2020
成れ果て村ではヴエコともう一人、イルミューイを気遣っていたのがベラフだったのです。
ベラフはワズキャンの作ったイルミューイの赤ちゃんを絶対に食べませんでした。そしてイルミューイに罪を償う為に取り込まれています。
ファプタがヴエコと母親イルミューイとの過去の関係を教えたのはベラフだったのです。
ベラフはイルミューイとヴエコの記憶の匂いをファプタに与えたのです。
ベラフは心の中でこう語りながらファプタに近づいたのです
「ファプタ、君に贈り物がある、大切だから、自分ごと葬り去りたかったが・・・君の母上に全てを奪ってくれと願ったが、これだけは奪ってくれなかった・・」
「今ならわかるよ・・君に見てほしくて残したのだ・・・どうか受け取って欲しい・・」
このように語りながら怒りに満ちたファプタに近づき、ファプタは全てを知るのです。
ベラフは全ての罪を償うつもりでイルミューイに取り込まれました。そして全てを奪ってくれたのですが、イルミューイとヴエコの思い出だけは奪わなかったのです。ファプタにこれだけは伝えてほしかったのでしょう。
イルミューイにとって人生で唯一、ヴエコと一緒に居た時間だけは最高のひとときだったのでしょうね。それだけは大事な娘に伝えてほしかったのでしょう。
まとめ
今回はヴエコについて解説していきました。本当に悲しい過去の闇を持った2人でしたが、その中にも暖かさがあって、とても感動しました。
これからファプタがリコ達と共に冒険に出るかが楽しみですね。ファンとして今後も楽しく観ていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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