今年もついにやってきました。年末恒例のM-1グランプリ!
人生を変えようと数多くの芸人が挑むM-1も今年で18回目となり、今年のエントリー数は過去最多の7261組となりました。
去年の2021年は最年長の『錦鯉』が見事優勝をし感動しましたね。
今年の2022年もどんな面白い漫才を展開してくれるのかが非常に楽しみです。
今回はM-1史上一番面白かったネタランキングTOP10を全ネタ209本から厳選してみました。
世間の声と私の意見を交えて紹介して行きたいと思います。
M-1史上一番面白かったネタランキングTOP10!全209本から厳選!
M-1グランプリ過去17回の中では、非常に面白かったネタもあれば、つまらないと言われるネタも多数あります。
過去17回の全209ネタの中で最も面白かったネタをTOP10で紹介していきます。
10位:サンドイッチマン・街頭アンケート
2007年に敗者復活枠で突如現れた『サンドイッチマン』
見た目はガラが悪く第一印象はとても爽やかとは言えなかった。当時は全くの無名のコンビだったのでその衝撃もすごかった。
そしていざネタに入ると富澤のとぼけた感じのボケを、伊達がしっかりツッコむ。
何故今まで売れなかったのかと不思議なくらい面白かった。これほどの実力を持ちながら無名だったのが信じられないほどであった。
1本目のネタが街頭アンケートで、優勝した2本目のネタがピザの配達だった。優勝したピザの配達ネタもとても笑えたが、世間の声は1本目の街頭アンケートのほうが評価が高かった。
富澤の「ちょっと何言ってるかわかんない」はM-1のネタによって生まれた最高のフレーズでした。
9位:アンタッチャブル・両親への挨拶
2004年に見事王者に輝いた『アンタッチャブル』
前年の2003年は惜しくも優勝を逃したが、翌年の2004年で見事に王者に輝いた。
2004年でアンタッチャブルが1本目に披露した両親への挨拶のネタは非常に笑えました。
山崎の適当キャラはこの頃から健在しており、山崎のボケに対して関東芸人では珍しい激しいツッコミを入れる柴田の漫才はとても見事であった。
ネタの後半からはボケの手数も増やしていき、尻上がりにどんどん盛り上がっていき、観客の爆笑を誘った。
審査員のB&B島田洋七からも、ツッコミがいいね~~と褒められるほどであった。
2004年の優勝候補として出場したアンタッチャブルでしたが、その期待の予想を遥かに上回る見事な漫才であった。
8位:チュートリアル・ちりんちりん
2006年に見事王者に輝いた『チュートリアル』
前年の2005年には審査員の松本人志から面白いと絶賛され、翌年の2006年に優勝候補として出場した。
全く大した出来事ではない事を、ボケの徳井が大げさに表現し、ちりんちりんを取られた事を面白くネタにした。
会場は爆笑の渦になり、M-1初の審査員満場一致の優勝であった。
全審査員がチュートリアルを選んだのです。この結果はもちろんと納得できるほどのネタのクオリティーであった。
自転車のちりんちりんが盗まれた過去をあれほど大げさに話し、ネタにしたところは流石である。
審査員の島田紳助も、予選からピカイチで面白かったと大絶賛していた。
7位:笑い飯・鳥人
優勝したネタではないのですが、本当に感動するほど面白かったネタであった。この日のグーグル検索ランキングに『鳥人』が1位になるほどのインパクトであった。
このままの勢いで優勝かと思われたが、惜しくも優勝は逃した。しかし審査員の島田紳助はM-1初の100点満点をつけた。
島田紳助に完璧と言わせた見事なネタである。首から上が鳥で、身体は人間という設定の『鳥人』
こんな斬新な設定を発明するだけでも見事だが、笑い飯の特徴であるWボケでさらに面白さが増したネタであった。
ネタの後半からはさらにテンポを上げていき、どんどん尻上がりに盛り上がっていった。
6位:かまいたち・USJ
こちらも優勝したネタではないですが、2019年に『かまいたち』が1本目で披露したネタである。
UFJとUSJを言い間違えるネタであったが、かなりの仕上がりで優勝間違いなしと思われた。
2019年は個人的には神回と思っており、過去最高にレベルの高い年であった。
山内の奇妙な感じのボケを、濱家の的確なツッコミで会場を爆笑の渦にした。かまいたちは2年連続M-1決勝に進出し、2019年は3度目の正直で満を持してのネタであった。
このネタで私が最も注目してほしいところは、ツッコミの濱家の絶妙な間でツッコむところである。
あの濱家の絶妙な間のツッコミによって、このネタはかなり完成度が高くなったと思われる。
2019年の優勝候補とされていたかまいたちは、世間の期待以上のクオリティーでした。
5位:和牛・ウエディングプランナー
こちらも優勝したネタでは無いですが、めちゃくちゃ面白かったネタになります。
和牛はM-1の顔と言えるほどのコンビ。3年連続準優勝といつも惜しい結果だったが実力は確かなものであった。
その中でもやはり『ウエディングプランナー』のネタはかなりのクオリティーであった。
会場の打ち合わせから始まり、実際の結婚式に移る斬新なネタ構成。
ボケの水田がウエディングプランナー役と新郎役を見事に演じ、ツッコミの川西によって大爆笑を誘った。
川西の独特のツッコミは水田のボケをしっかり引き立たせる最高のツッコミである。
和牛の数多くあるネタの中でもウエディングプランナーは最高傑作と言えるでしょう。
4位:パンクブーブー・コンビニで犯罪に巻き込まれる
2009年に王者に輝いた『パンクブーブー』
翌年の2010年にも出場し、その時に披露した『コンビニで犯罪に巻き込まれる』ネタは本当に笑えた。
コンビニで万引きを見かけたときのシーンを、非常に面白く、結局何もしていない話を展開した漫才。
話の展開が最後にはどんどんずれていき、期待を裏切る形で笑いを誘うパンクブーブーらしい漫才。
万引きした兄ちゃんが喋っていると思ったら、横に居た酔っぱらいのジジイが喋っていたりと、全く展開が読めないネタであった。
さすがの王者といえるほどのクオリティーで、紳助、松本も97点と高得点をつけた。
3位:ジャルジャル・雷坊主の添い寝節
2015年にジャルジャルが披露したネタである。これはかなり面白かった。
コントのイメージが強いジャルジャルでしたが、漫才もこれほどの実力があるとはびっくりするくらいのクオリティーでした。
2人のWボケは連発で交互に訳の分からない言葉を発し、ボケあいツッコミあう。小さな言葉の間違いを繰り返し、その一つ一つがすべて爆笑であった。
今までに見たことも無いネタの展開で、印象に残ったのが、福徳の訳の分からないことわざが爆笑だった。
適当につくったありそうで無いことわざが耳に残った。「雷坊主の添い寝節か~~」などは本当にありそうで全く無いことわざである。
1つ間違えばすべてのネタが台無しになってしまうかなり難しいネタだと思われる。
2位:ミルクボーイ・コーンフレーク
2019年に全くの無名まら突如現れた『ミルクボーイ』
M-1史上最高得点を叩き出したネタである。
ミルクボーイのネタの真骨頂である、おかんが忘れたネタ。最初は角刈りとマッチョのコンビであまり面白そうな感じでは無かったが、大爆笑になった。
誰でも知っているコーンフレークの特徴を、彼らの独特の感性で表現する面白さは、ネタも斬新であったが非常に面白かった。
彼らが出場していなければ、間違いなくかまいたちがぶっちぎりで優勝していたであろう。
しかしコーンフレークの爆発的な笑いによって、かまいたちは敗れてしまった。
コーンフレークをあれほど面白く表現できるのは、この2人しか居ないであろう。
1位:ブラックマヨネーズ・ボーリング
M-1史上最も面白かった第1位は、やはりブラックマヨネーズが1つ目に披露したボーリングのネタ!
関西では知名度が高かったブラックマヨネーズであったが、M-1初出場の時は全国ではほぼ無名のコンビであった。
このネタを初めて見たときの衝撃は半端じゃ無かった。面白すぎてびっくりする程であった。
2人のケンカ漫才は見事で、小杉のアドバイスを吉田が、普通の人では考えつかないような返しで反発し続けた。
最初は静かな立ち上がりで40秒程は一つもボケが無かった。4分の中で約40秒笑いが無いのは非常に勇気のいることである。
よほど後半のネタの展開に自信があったのだろう。島田紳助も4分の使い方が抜群にうまいと絶賛していた。
ボーリングの玉をどうやって持って帰るかだけであれほど笑いを取れるのかと関心した。
ブラックマヨネーズのM-1ネタ以降、関西の多数の芸人がケンカ漫才を真似したほど影響力のある漫才であった。
M-1を何度も数多く見てきたが、ブラックマヨネーズのこのネタに勝てるネタは未だに出てきていないと私個人的に思います。
まとめ
今回はM-1史上で一番面白かったネタのTOP10を紹介していきました。
他に沢山面白いネタはあるのですが、やはりこのTOP10に入るネタは段違いで笑えたネタになります。
世間の評価と私の感想でTOP10を決めさせていただきました。
今年のM-1でブラックマヨネーズを超えるネタが出ることを期待しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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