孤狼の血が2018年に公開されました。そしてその3年後にアカデミー賞を12部門ノミネートした孤狼の血 LEVEL2が2021年8月に公開されました。
今回はこの孤狼の血LEVEL2について解説していきたいと思います。
孤狼の血LEVEL2は一作目の孤狼の血の3年後を描いた作品になります。
ストーリーも非常に暴力団組織間の激しい抗争を描いていて、非常にリアリティーがある映画だと思いますが、今回はその激しい狂気を演じた鈴木亮平演じる上林やこの孤狼の血は実話に基づいた話なのかを紹介して行きたいと思います。
孤高の血は実話でノンフィクション?
このリアルな孤狼の血LEVEL2はこんなすごい抗争などは実話なのか気になるところですよね。
前作の昭和63年から3年後の話になるので平成2年位の話ですね。平成初期ならもしかしてこんな抗争なども実現したのかなってちょっと思ったりもしますよね。
実話でなくノンフィクション
この物語は結論から言うと残念ながら架空の物語になります。
白石和彌監督作品なので広島、昭和、ヤクザ…本当にあった話の雰囲気がありますよね。
しかし答えは実話ではありませんでした。
小説を映画化した柚月裕子さんによる映画なのでモデルは小説になります。
架空ですが参考にしたのはあの広島抗争を参考にしていると言われております。
舞台「呉原」と言う場所はどこがモデル:呉市
この呉原と言う場所は実際には存在しない地域になります。しかし参考にした場所や撮影場所はしっかりとありました。
なんとなくお分かりとは思いますが場所のモデルは広島県の呉市になります。
呉市の街並みは前作同様たくさん登場しています。 特に呉市の中心部にある、中通り商店街(れんがどおり)が多数登場しています。
ここであの迫力ある撮影がされていたんですね。
鈴木亮平演じる上林:在日韓国人だがモデルはいる?
次にやはりこの映画の一番の見所は鈴木亮平さん演じる上林ですよね。あの狂気的な役柄は非常に話題にもなりましたし、あの見た目もかなりのインパクトがありましたよね。
正直最初は鈴木亮平さんとは気づかないくらい役を演じきってましたね。
ここで気になるのがその上林の過去や、上林のモデルがいたのかなどを紹介したと思います。
上林のモデルと考えられる人物:マ・ドンソク
まず上林は在日韓国人で有ることはすぐに分かりました。上林は、劇中でソンホ、と呼ばれております。
あの狂気的な上林は鈴木亮平さんのオリジナルで作り上げたものかと思っていましたが、あれはモデルがいると思われます。
ある韓国人俳優をモデルに作り上げていると推測できます。
韓国映画、悪人伝に登場する組長を演じるマ・ドンソクがモデルになっているようです。
その理由ですが、デザインは純和風というよりはアジアテイストの入れ墨になります。
入れ墨の雰囲気も非常に似てました。
そして役柄も、マ・ドンソクは、映画の中でやはり凶悪なヤクザの組長ですし非常に狂気的な役柄です。刑事と互いに敵意をむき出しにして戦っているところから内容も非常に似ているおそらくですがマ・ドンソクをモデルにしてるのではないかと憶測があります。
個性的な髪型やタトゥー
このかなり特徴的な髪型は、実は昔のビートたけしさんを参考にしているそうです。
ビートたけしさんも今もそうですが、昔からヤクザ映画を多数演出と出演をしていたので、それであのような髪型にしたいとの思いになったんでしょうね。
しかし髪の質がぜんぜん違ったために、ビートたけしさんのようには出来なかったみたいです。
しかしちょっと面影はあるような感じはします。
そしてあの特徴的なもみあげの部分も鈴木亮平さんの提案だそうです。鈴木亮平さんは自身で、自分の耳は非常に特徴的な耳をしているので、耳を出せばより個性的に見えると提案したそうです。
鈴木亮平さんの役作りは今回この映画で本当にすごいと思いました。
強烈な印象を残すためには、きちんと“人間”として見えなくては、というこだわりで脚本を読み込み、上林は『どんな人生を歩んできたんだろう』『この人は何を思っているんだろう』とひたすら考えながら、演じる人物を自分の中に落とし込む事を行ったようです。
そうしないとあんな恐怖を与えるような演技は絶対に出来ないですよね。
見た目も演技力も非常に拘りが強い、すごい俳優さんだと思います。
まとめ
孤狼の血LEVEL2のキャッチコピーは、闘うヤツしか生きられない、と非常に男気のある映画だと思います。
このキャッチコピーの通りで本当に男気を貫く闘い続ける内容でした。
この映画はヤクザ映画やアクション映画好きには本当に楽しめる、ドキドキの映画だと思います。
なんと言っても鈴木亮平さんの演技力には圧巻です。本当にこんな人がいたら怖いだろうなと思うほど恐怖があります。
是非内容も面白いしアクションも迫力があるのでまだ観てない方は是非一度観て頂ければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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