M-1歴代のチャンピオンで売れてないコンビは?2位が売れる理由を解説!

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今年もついにやってきました。年末恒例のM-1グランプリ!

人生を変えようと数多くの芸人が挑むM-1も今年で18回目となり、今年のエントリー数は過去最多の7261組となりました。

去年の2021年は最年長の『錦鯉』が見事優勝をし感動しましたね。

優勝の栄冠を手に入れるとメディアでの露出は格段に増えてきます。しかし王者の中でも全く王者らしくないコンビも存在します。

今回はM-1歴代チャンピオンで売れてないコンビと、2位が売れる理由を解説していきたいと思います。

M-1歴代王者と2位を一覧紹介 

ここでは歴代の優勝、準優勝を一覧で紹介していきます。

優勝者準優勝者
2001年中川家ハリガネロック
2002年ますだおかだフットボールアワー
2003年フットボールアワー笑い飯
2004年アンタッチャブル南海キャンディーズ
2005年ブラックマヨネーズ笑い飯
2006年チュートリアルフットボールアワー
2007年サンドイッチマントータルテンボス
2008年NON STYLEオードリー
2009年パンクブーブー笑い飯
2010年笑い飯スリムクラブ
2015年トレンディエンジェル銀シャリ
2016年銀シャリ和牛
2017年とろサーモン和牛
2018年霜降り明星和牛
2019年ミルクボーイ和牛
2020年マヂカルラブリーおいでやすこが
2021年錦鯉オズワルド

歴代の優勝、準優勝コンビになります。これを見るとM-1後に売れているコンビと今ではテレビでもほとんど見ないコンビもいます。

M-1歴代のチャンピオンで売れてないコンビは?

ここでは歴代チャンピオンでも、今現在売れていないコンビを紹介し、なぜ売れていないのかについても解説していきます。

第2回王者:ますだおかだ

ますだおかだは第1回から出場し、第2回で見事王者に輝いた。

関西のしゃべくり漫才の基本のような漫才であり、正統派な漫才師である。

しかしM-1当初のレベルはお世辞にも高いとは言えない。今のレベルからすればかなり低いと思われる。

ますだおかだのネタで今のM-1に参加すれば、恐らく決勝にも残れないであろう。

ますだおかだに関しては、漫才も微妙だがなんと言ってもフリートークもイマイチである。

どちらかと言うとツッコミの岡田のキャラのほが目立っており、ボケの増田はキャラも薄くトークもそれほど得意とは思えない。

漫才としても、そしてバライティ芸人としてもイマイチなますだおかだは、やはりイマイチ売れていないのです。

第9回王者:パンクブーブー

パンクブーブーはチュートリアル以来、2回目の審査員全員の満場一致の優勝者でした。

漫才は非常に面白く、ネタのクオリティはかなり高いと言えるでしょう。満場一致の判定も納得できるほどの漫才の実力でした。

その後は『THE MANZAI』でも優勝しており、漫才だけ見るとこんごはかなり期待のできるコンビでした。

しかしM-1優勝後はイマイチな活躍で、今ではメディアに出ることはほとんどありません。相方の黒瀬はピンでたまにテレビで見る感じです。

なぜあれほどの漫才の実力がありながらメディアには出てこないのか?

それは完全にフリートークのレベルの低さでしょう。そして何より2人のキャラが弱い事です。

M-1のネタは4分間作り込んだネタで笑いを取り、チャンピオンを決定します。

しかしフリートークやひな壇では一瞬の返しなどが重要になってきます。パンクブーブーはそこの一番大事なフリートークが非常に弱い。

いくら漫才が面白くてもフリートークが弱ければ、いくら王者になってもその後は消えていきます。

第11回王者:トレンディエンジェル

2015年に王者に輝いたトレンディエンジェル。2015年はM-1が再び5年ぶりに復活した最初の大会である。

はっきり言ってトレンディエンジェルが優勝したのは何故かといまだに不思議なくらいである。

漫才のネタのクオリティも低く、ボケ、ツッコミ共に上手とはお世辞にも言えない。ハゲネタのキャラクター押しでレベルは低い。

そして現在ではメディアの露出も少ない、もちろん冠番組などは皆無である。もっとも王者らしくない王者である。

そして何よりこの年の審査員は今までと全く違った、過去の歴代王者だった。

今までは島田紳助や松本人志など、昔の漫才から今の漫才を知り尽くした、笑いの王者のような面々が審査員だった。

しかしこの年は歴代王者という少し審査員のクオリティが低く感じた。

過去の審査基準でいけば確実にトレンディエンジェルは王者に輝けなかっただろう。

第12回王者:銀シャリ

2016年王者の銀シャリは、前年の2015年にM-1初登場を果たしました。

ボケ担当の鰻 和弘(うなぎ かずひろ)とツッコミ担当の橋本 直(はしもと なお)の、関西のしゃべくり漫才で王者になった。

銀シャリの特徴は、ボケ1人で笑いが成立するのではなく、ツッコミの橋本の手数で笑いを完結させるスタイルである。

ボケで笑いをとるというよりは、ツッコミで笑いを取っていくスタイルである。

橋本の流れるようなツッコミは、数多くのツッコミ芸人の中でも指折りの才能を持っている。

ネタ自体はそれほど目を見張るものではないが、橋本の連発するツッコミが笑いを誘う。

しかし優勝後はメディアにあまり出ることはなく、それほど売れている印象は無い。東京に進出しても東京での仕事も優勝後それほど増えてもいない。

考えられる原因の1つに、彼らの古臭い見た目とスタイルである。昭和の漫才師を連想させるような青いジャケット、そして顔立ちが古臭い。

何より笑いの取り方がツッコミで笑いを取るので、ひな壇やフリートークではなかなか発揮しずらいのであろう。

漫才自体は非常に面白いが、ネタを作り込んで披露するのが漫才である。フリートークはその場の瞬発力と印象に残るキャラクター性も大事になってくる。

そう考えると銀シャリはキャラが古く印象に残りづらい。だからイマイチ売れておらず、王者ぽくないと世間に思われているのではないかと考えます。

第13回王者:とろサーモン

2017年に王者に輝いとろサーモン。ボケの久保田のひねくれた感じが特徴である。

ツッコミの村田は久保田の強烈なキャラによって印象が薄いが、実はツッコミとして非常に優秀な才能の持ち主だと思われる。

言葉のチョイスなどもセンスが良く、久保田のボケをしっかり引き立たせている。

優勝後はメディアの露出も多かったし、久保田の嫌われキャラで人気もうなぎ登りであった。

しかし彼らの最大の事件は、M-1審査員への誹謗中傷で炎上した事である。

あの事件をきっかけにとろサーモンのメディア露出は激減した。それからテレビで見ることも少なくなり、人気も一気に急降下だった。

しかしここ最近では、久保田の嫌われキャラが定着しており、メディアの露出も増えているが、村田はあまり出ていない。

王者としての品格などの面からとろサーモンは王者らしくないと世間に思われているのであろう。

漫才もフリートークも実力はありながら、あの事件によってメディアでの露出も減り、イマイチ売れてない印象が強いのです。

第15回王者:ミルクボーイ

2019年はM-1過去最高のレベルと言われた年である。その激戦区の中で見事優勝したコンビがミルクボーイであった。

2番手に出てきた『かまいたち』が圧倒的に笑いをとり、確実にかまいたちの優勝と思っていたが、7組目に出てきた全く無名のミルクボーイが奇跡を起こした。

M-1史上最高得点を叩き出し、ほぼ満場一致の優勝であった。

しかしその後はあまりメディアの露出もない。いまではほぼテレビで見ることもない。

彼らのネタは型にはめた感じのネタである。しゃべくり漫才ではない。そういった意味からトーク自体は得意としていない。

そして彼ら自身もテレビでフリートークをしたり、テレビの売れっ子タレントになる目標もない。

彼らは漫才が純粋に好きで、劇場で漫才をすることを目的としている。普通のコンビは優勝しその後メディアで売れっ子にになることが目標である。

しかし彼らはメディアでは無く劇場を選んだ。なのでミルクボーイは東京に進出もしていない。

大阪を拠点として劇場で活躍している。

ミルクボーイは自ら売れない道を選択したのです。

M-1歴代2位で売れているコンビは?

ここでは2位が売れると言われる中で、実際に2位で売れているコンビを紹介していきます。

南海キャンディーズ

準優勝で売れたコンビといえば、まずは南海キャンディーズですね。

全く無名から突如現れた謎の男女コンビ。ネタも斬新だったが、2人の強烈なキャラクターに皆が虜になった

特にしずちゃんのキャラは強烈すぎて一気に会場を笑いの渦にした。

そしてツッコミの山ちゃんの的確なツッコミは非常に見事でした。

2人は一気に最終ラウンドにコマを進めたが、惜しくもアンタッチャブルに敗れた。しかし南海キャンディーズの勢いはM-1終了後も収まらず、その後もメディアに引っ張りだこだった。

今ではやっと山ちゃんの笑いのレベルが高い事が認められ、山ちゃんがメディアに出ることがほとんどである。

南海キャンディーズの準優勝から、2位が売れると言われだしたのではないかと思われます。

オードリー

2008年に敗者復活枠から見事決勝にいったオードリー。まだまだメディアでの露出も少なく、知っている人はお笑い好きの人くらいであった。

ほぼ無名のコンビであったが、彼らの最初も衝撃的であった。

何と言っても春日の独特のキャラクターが目立った。しかしこの頃からツッコミの若林の才能は開花していた。

ツッコミでしっかり笑いを完結させる見事なネタであった。最終ラウンドでは惜しくもNON STYLEに敗れたが、世間の関心は完全にオードリーにあった。

優勝したNON STYLEより完全にオードリーがメディアに出ていた。

オードリーは最初だけの一発屋に終わるかと思われたが、若林の才能が世間にしっかり認められ、今では冠番組を持つまでスターになっている。

オードリーの2位で完全にM-1は2位が売れるは定着した。

スリムクラブ

2010年に全くの無名で決勝に進出したスリムクラブ。M-1史上最高の衝撃的な漫才であった。

今まで見たこともないスローテンポで、ネタもぶっ飛んでいたがかなり笑えた。

またしても無名から現れたキャラ強めのコンビであった。

そしてキャラ強めのコンビはまた2位で終わった。その後は優勝した笑い飯よりスリムクラブがメディアに出まくっていた。

しかしその後はキャラで売っていたスリムクラブは徐々にメディアにでる事も減っていった。

やはりしっかりとしたトークが出来なければ、売れ続けることは厳しい世界なのでしょう。

かまいたち

2019年の最高の年で惜しくも2位だったかまいたち。ミルクボーイが居なければ間違いなくぶっちぎりの優勝だったでしょう。

かまいたちに関しては2位ですが、元々売れていたコンビなので、今まで紹介したコンビとは少し違った感じです。

トーク力はあり、ツッコミの濱家もしっかりとしたトークができるとても優秀なコンビです。

かまいたちに関してはみんなも知っている通り最古のコンビなので説明するまでもないでしょう。

2位が売れているわけではない

M-1は2位が売れると言われていますが、優勝したから売れるわけでもなく、2位だから売れるわけでもない。

ネタの面白い芸人が、優勝できたんだけどM-1はあくまでも4分のテレビネタ。普通のテレビ番組の求めるのは、MCの力やひな壇のコメントなのです。

だから優勝してもテレビで売れる訳でもなく、準優勝が売れる訳でもない。

たまたま2位のコンビが無名で現れ、キャラが強かった。それがウケてメディアに出れただけの事なのです。

結局はテレビ向きの芸人が売れて、向いていない芸人は消えて行くのです。

まとめ

今回は2位が売れる、そして優勝しても売れていないコンビについて解説していきました。

結局は優勝しても、2位でもテレビ向きの芸人が売れるという事でした。

ミルクボーイのようにメディアに出て売れたいという目標ではなく、劇場で漫才をすることが目的の芸人もいるのです。

2022年、今年の王者は今後どのようになっていくのかが非常に楽しみですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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普段は会社員の40代男性です。

サラリーマンをしながら趣味、副業を含めていろいろな事に挑戦しています。

とにかくアニメが大好きなのでアニメに関してのブログを中心に記事を執筆しています。
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