ゴールデンカムイに出てくる『頭巾ちゃん』
本名はヴァシリ・パヴリチェンコでアシリパ達からはいつも頭巾を被っている事か頭巾ちゃんと呼ばれている。
仲間が撃たれても憎しみを持たない上、味方すら餌として利用するというスナイパー向きの冷徹さを兼ね備えている。
今回はヴァシリ事、頭巾ちゃんは尾形によって殺害され死亡したのか?そして最後についてと生存の可能性も解説していきたいと思います。
ゴールデンカムイ:頭巾ちゃんは死亡したのかを解説
ここでは頭巾ちゃんは尾形とのスナイパー対決によって本当に死亡してしまったのかについて解説していきたいと思います。
尾形とのスナイパー対決
彼は、帝政ロシアの樺太国境守備隊に所属する兵士である。
日露戦争への従軍経験もある狙撃の名手で、尾形に勝るとも劣らない実力の持ち主。
かつてのロシア皇帝暗殺実行犯として指名手配中のキロランケが樺太国境を越えて密入国するとの情報に従い、仲間達と共に国境付近でキロランケや尾形らを襲撃した。
その後激しい銃撃戦となり、雪の森の中に逃げ込む一行を追うも次々に仲間を倒され、やがて尾形とのスナイパー同士の心理戦とも言える狙撃が始まる。
お互いの心理を読みながら物音一つ立てずに昼夜を通しての睨み合いが続いたが、尾形が仕掛けた棺の罠にかかってしまい先に発砲した。
発砲した事により自身の居場所が尾形にバレてしまい顔面を撃ち抜かれ倒れてしまった。
長く続いた心理戦は見事に尾形の勝利となり、頭巾ちゃんは敗北した。
死亡したと思われたが頭巾姿で再登場
尾形によって顔を撃ち抜かれ完全に死亡したと思われていたが、アシリパ達がロシアから北海道に戻った時に再び姿を表した。
再登場した際は、顔に負傷を負った事から傷を隠すために頭巾をかぶって口元を隠していた。
頭巾ちゃんは奇跡的に生きていたのです。
頭巾ちゃんは尾形にリベンンを果たすべく北海道まで追ってきた。そして杉元達と尾形は未だ共に行動していると勘違いし白石の脚をを狙撃する。
この時にはもうすでに尾形の裏切りが発覚しており、杉元達とは行動しておらず単独であった。
頭巾ちゃんの狙撃地点を杉元が発見し杉元によって捕われ、トドメの一撃をしようとした瞬間に頭巾ちゃんの首元から尾形の似顔絵が出てきた事によって杉元の手が止まる。
似顔絵の事情を聞くと尾形に過去撃たれた為に復讐したという事がわかった。
この事件がきっかけで杉元達と行動を少し距離を置いてとるようになった。理由は行動を共にすればいつか尾形が現れると考えての事だった。
ゴールデンカムイ:頭巾ちゃんの最後と生存について解説
頭巾ちゃんは再登場を果たし奇跡的に生きていた。そして再び尾形にリベンジを誓った。
そして最後に尾形との最終決戦の時がくるのです。
尾形との最後の戦い
杉元・土方一派と鶴見一派は遂に金塊の暗号を解き、最終決戦場所の『五稜郭』で激しい戦いを繰り広げる。
五稜郭ではもう一つの最後の戦いで尾形と頭巾ちゃんがいた。
お互い一歩も譲らぬの心理戦で、再びロシアの国境での戦いを思わせる張り詰めた空気であった。
お互い先に一発撃てば自分の居場所が特定されてしまう。撃つ時は確実に相手を倒さなければ逆に倒されてしまう。
頭巾ちゃんと尾形は相手の居場所を探りながら慎重に行動していった。
尾形によって銃撃され死亡
張り詰めた空気の中で時間は経っていったが、東からの太陽の光がさした時勝負は動いた。
森に姿を潜めていた頭巾ちゃんの双眼鏡に太陽の光があたり反射している事に尾形は気づいた。
遂に尾形は頭巾ちゃんの居場所を特定した。「運命が俺に味方した、世界は俺が正しいと言っている」と尾形は笑顔になった。
そして尾形は狙撃の構えに入り双眼鏡の反射の位置に狙いを定めた。
しかしその瞬間に尾形は違和感に気づきた。頭巾ちゃんほどの狙撃手が太陽の反射を考慮していないはずがないと。
そして尾形が狙ったのは『光から腕一本分下の位置だった』
見事に尾形の読みは的中し頭巾ちゃんの血の付いたライフルが木から落ちてきた。
最後の勝負も再び尾形に軍配があがった。
山猫の死の絵画で生存確認
尾形との最後の戦いに破れた頭巾ちゃん。その後のシーンでも一度も登場しなかったので完全に死んだと思われていた。
金塊争奪戦も終わり最後のシーンでなんと頭巾ちゃんが生きていた事が証明された。
それは生き残った人物のその後を各人紹介している時に、頭巾ちゃんが書いた『山猫の死』という作品が出てきた。
その説明には、『ロシアの著名な画家が亡くなるまで手放さなかった絵画がオークションにかけられ、日本のIT企業によって3億円で落札された』と記されていた。
おそらく尾形によって狙撃され重症を負ったがまたしても生き延び、その後はスナイパーを引退し元々似顔絵などが得意だったことから画家に転身したのでは無いかと思います。
狙撃手から画家に転身し見事に大成功したので、尾形には負けましたが尾形よりはずっと充実した人生を送ったはずです。
あの時尾形に敗北していなければずっと危険な狙撃手をしていたでしょう。結果的には頭巾ちゃんにとっては敗北が成功を導いたのでしょう。
まとめ
今回は頭巾ちゃんについて解説していきました。
いつも杉元達から少し離れて行動していたので登場こそはそんなにありませんでしたが、何か憎めないかわいい感じの存在でした。
何度も死んだと思っては生きていたので、もしかすると不死身の杉元並みに不死身ではないかと思います。
最後は生きていて幸せであろう人生を送ったので結果的に良かったですね。
山猫の死の絵画だけは最後まで大事に保管していたところが頭巾ちゃんらしい最後でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント